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『養子？』
キョトンとした様子の私を見て頷く平和の象徴。
「そう、…一応ね、引き取らせて欲しいと名乗り出てくれた人も居たのだけどね…。君の個性はその年で飛行機を一機丸ごと救えてしまう力を持っている。成長すればきっともっと強力な個性になるだろうし、ヴィランにも狙われるかもしれない」
たしかに。４歳でそれだけできれば大人になった時にはどうなってしまうんだろう。
「…そこで、だ！…もし、君が嫌じゃなければ私の所へ来ないか？」
『オールマイトの…』
「そう、…私の養子にならないか、って事。…ご両親もいるんじゃ無いかって一応探したんだけどね…」
その先は濁されたけど、つまり見つからなかったという事になるよね。現実の方の実家にはいるけどさ…ここは世界が違うもの。仕方ない。
『そう…ですか…』
「あー…、ホント、嫌だったら他のヒーローにも聞いてみるから。ホント、遠慮しないで、ね？」
『全然嫌じゃないですけど…、…良いんですか…？貴方のような凄い方の養子にだなんて…』
「はっはっは！本当に君は4歳児とは思えない程控えめだね！」
それは中身の年齢が二十代後半ですしそりゃ遠慮もするでしょう、と思っていたけど、私はこの世界でまともに会話をしたのはオールマイトと出久くんくらいだ。他に全く知らない人の所にお世話になりに行くのも何だか怖くて気が進まない。
『オールマイトが…その、…嫌じゃなければ……』
「嫌なわけが無いだろう！さあ、これからよろしくね！A！」
ごにょごにょと申し訳なさそうに言ったら明るく笑いながらぽんぽんと優しく頭を撫でてくれた。
(…この人は、本物の平和の象徴だ…)
ーーー
あれから健康状態に問題ないという事で退院し、私の父ことオールマイトが戸籍を作ってくれたり、生活するのに必要なものを買い揃えてくれていたり、私が何もしなくてもこの世界で生きていける環境を作ってくれた。
(何だか本当に申し訳なくなってくる…)
これでおやつでも買っておいで！とお小遣いを貰って家の近くの駄菓子屋さんで自分の分と父の分のお菓子を買って今帰り道を歩いている所。
公園からは男の子達が元気よく遊んでいる声が聞こえてくる。遊んでいるというか叫んでいるような声も聞こえてくるけれど
気になって近くを通ったらなんと出久君がいた。
それとお友達かな、ツンツンした金髪の男の子も居てその子は出久君を睨みつけていた。
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なさ(プロフ) - 夜月 零夜さん» コメントありがとうございます！まだまだ未熟者ですが頑張ります！！ (2020年2月11日 13時) (
レス) id: f613967be2 (このIDを非表示/違反報告)
なさ(プロフ) - ありささん» ありがとうございます！とっても天然な主人公ちゃんですが気に入っていただけて嬉しいです！ありがとうございます！頑張ります！ (2020年2月11日 13時) (レス) id: f613967be2 (このIDを非表示/違反報告)
なさ(プロフ) - レーナさん» 返信昨日ある事に今更気付きましたすみません…！応援ありがとうございます！頑張ります！れんこん！ (2020年2月11日 13時) (レス) id: f613967be2 (このIDを非表示/違反報告)
夜月 零夜 - 面白かったです！更新頑張ってください!! (2020年2月7日 16時) (レス) id: 3da7626fa3 (このIDを非表示/違反報告)
ありさ(プロフ) - すごく面白い！主人公ちゃんが可愛い！頑張ってください！ (2020年2月5日 23時) (レス) id: 171cb6aee9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なさ | 作成日時：2020年1月29日 3時
