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「全く、また本当に無茶をしたね」
『えへへ…返す言葉も御座いません…』
家に着いて早々にお説教タイム。
リビングの床で正座しながら向き合っている状態です。
「本来ヒーロー以外の個性使用はダメ。ヴィランに対して使っていてもそうさ。許可を得ていない者の人に対しての個性使用はヴィランとやってる事は変わらないよ」
『…でも…』
「あのままでは友達が危なかった、…と言いたい顔だね」
『…はい。…あの場に居たヒーロー達の個性の相性が良くないから近付けないって聞こえたの。だから私が、…彼らを助けないとって飛び出しちゃった』
「…はあ、…本当に君という子は…」
何度も個性についてはお叱りを受けているけれど、私の身を案じて叱ってくれている。それも分かっている。分かっているけど友達が助けを求めている時ただ見守っているだけなんて私には出来ない。
「血の繋がりは無いが…、…そういう所、似てるよね…私もそうだからさ」
『！ お父さんも…？』
「まあね…。つい体が動いてしまう。…あとAのお友達もそうだったね。体が先に動いていたと言っていたよ」
『お友達…？…出久くんの事？直接お話ししたの？』
「！え、ああ、うん。ちょっと色々あってね…」
また隠し事してる。頬を指で掻きながら目をそらしてる。
深く追求しない方が良いと思い、話題を切り替えた。
『お父さん、私ね…ヒーローになりたい。だから雄英高校に行きたいの』
「！ ああ…そうかい。…なら頑張りなさい」
『あれ、反対されると思ってた…』
「うん？娘の将来なりたいものを反対するものか。…それにAが幼い頃、良いヒーローになれるって言ったしね」
そういえば初めて会った時に言われた。良いヒーローになれると。
『えへへ…私、お父さんみたいな優しいヒーローになりたいなあ』
「はは、パパ照れちゃうなあ。…ま、無茶をしないようにね」
『はーい！』
「…そういえばAって成績の方はどうなんだい？あそこ今偏差値結構高いから筆記もそれなりに出来ないと厳しいかもしれないよ」
『？ 今は学校で一番だよ…？』
「なら何も問題ないね！！疑ってごめんね！！パパが愚かだった！」
成績が良いのは人生二度目の中学生生活なので…とは言えなかったけど…。
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なさ(プロフ) - 夜月 零夜さん» コメントありがとうございます！まだまだ未熟者ですが頑張ります！！ (2020年2月11日 13時) (
レス) id: f613967be2 (このIDを非表示/違反報告)
なさ(プロフ) - ありささん» ありがとうございます！とっても天然な主人公ちゃんですが気に入っていただけて嬉しいです！ありがとうございます！頑張ります！ (2020年2月11日 13時) (レス) id: f613967be2 (このIDを非表示/違反報告)
なさ(プロフ) - レーナさん» 返信昨日ある事に今更気付きましたすみません…！応援ありがとうございます！頑張ります！れんこん！ (2020年2月11日 13時) (レス) id: f613967be2 (このIDを非表示/違反報告)
夜月 零夜 - 面白かったです！更新頑張ってください!! (2020年2月7日 16時) (レス) id: 3da7626fa3 (このIDを非表示/違反報告)
ありさ(プロフ) - すごく面白い！主人公ちゃんが可愛い！頑張ってください！ (2020年2月5日 23時) (レス) id: 171cb6aee9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なさ | 作成日時：2020年1月29日 3時
