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ab「…第九係の先輩だ」
俺がその人の名前を挙げると、阿部くんの顔色が青ざめた。
よく分かってないけどもしかして結構ヤバイ話になってる？
ab「ふっかが前に言ってたでしょ、第九係は照とか舘さんみたいな警察官の資格がない奴でも所属できるって。
で、ここは出来て20年くらいの部署なんだけど、俺とふっかが引き継いだのは比較的最近。
それまで部署の名前を背負って働いていた先輩の中の1人が、今めめが上げたその人なんだよ」
mm「先輩が前まで第九係で働いていた、」
dt「そういうことだね」
mm「それで、闇市にもいた？」
iw「そこまでは言い切れねえけど、100パー違うとも言えない。
＿＿＿時間操作の能力は闇市を運営する家系でしか継がれてないから。」
1家系だけなんだ？って驚く阿部ちゃんに岩本くんは頷く。
阿部ちゃんでも知らないことあるなんて少し意外。
ab「もし仮に闇市崩壊時に時間操作能力が働いていたら、闇市の人間が舘さん達を手助けしたってことになるよね」
dt「だとしたら、なんでわざわざ自分の居場所壊すようなことするんだろう。
俺が見る限り仲間割れしてる雰囲気はなかったよ」
mm「壊したいと思っててもその時まで勇気がなかっただけ、とか」
静かになった空間で呟くと3人の視線を一気に集めたから、そのまま考えを話す。
俺が思い描いてるのは、アイデアはあってもなかなか勇気が出なくて出来なかったことでも他の誰かがやりはじめたら便乗しちゃえみたいな、あれ。
mm「もし嫌いだーってなってるときに他の人の手によって壊され始めたら超ラッキーだしこのまま無くなってほしいって思う訳じゃん。
失敗してほしくないから崩壊が上手くいくように協力したい。でも自分がやったとはバレたくない。そう考えることって出来ないですかね」
ab「なるほど、一理あるね。
そうなったら家系の人を特定する必要があるけどデータって残ってるのかな…。調べてみる。」
iw「色々教えてくれてありがとな、目黒。…そういえば仕事の出発時刻は？」
そうだよ、起きたらすぐ家を出るくらいの気持ちでリビングに来たんだ。
時計を見たらそこそこ時間が経ってて準備の時間が残り少ないことに気づいて青ざめる。
mm「…ちょっとガチでやばい」
そこから慌てて準備したのは言うまでもない。
Episode5 fin.
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紗絢(プロフ) - 葉月さん» 葉月さん再びコメントありがとうございます！本Episodeも楽しんでいただけますよう頑張ります(^^) (2021年1月16日 22時) (
レス) id: 76dfa23ffd (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - 移行おめでとうございます！これからも頑張ってください！楽しみにしてます！ (2021年1月15日 22時) (レス) id: 5fa35a3299 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗絢
| 作成日時：2021年1月15日 18時
