【d!】居眠りに恋する

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どうやらフラれたらしいショッピくんは、次の日目を腫らしながら学校へ来た。

「…まあ、知ってましたけどね。駄目でした」

いつもなら煽りに煽るシャオロンが黙っていた。

「まあ、しゃーないわ！うん」

コネシマが喋ると、みんなまたお昼を食べ始めた。

「因みに何処が好きなん？」

大先生が質問する。
何？俺聞たないねんけど。

「………言う必要あります？それ」

ほら、ショッピも顔顰めとるで。

「ええから！」

「…笑顔が、かわいいところ………」

「ほーん、なるほどなぁ…」

「へぇ、ベタ惚れじゃん」

ニッコニコで煽り始めるメンバー。
ざまあとか思っちゃいかんと思うけど、ざまあ。






「今日もノートありがとう」

ニコニコしながら、Aは俺の書いたノートを受け取ってくれた。

ショッピが昨日告白した後やから、なんか悪いことしてる気分やわ…





俺は、Aの友達になりたい。
ダメですか？




Aのノートに書いた文。
これは、俺なりの第一歩。

いつも通りに渡された、いつも通りのノートに書いた。

Aが見るのはいつやろか。

「…ゾム。これ」

「っへ？！」

「ふふ、そんな驚く？
はい、ノート。見てよ」

意外に早かったもんやから…
なんて思いながら、自分が書いた文章の下を見た。





私は、友達じゃ嫌です。

手紙、ゾムくんのロッカーに入れてます。

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ラッキーカラー

あずきいろ

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