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＊ ページ13

義｢は…｣

佐久間が握る薙刀は光宗の顔の真横に突き刺さった。


佐｢俺は…俺は軍人だから。命令には逆らわねぇ。牢獄の中で一生後悔するんだな。｣


そう、今回の指令はあくまで“捕獲”。殺しでは無いのだ。


壁から薙刀を引き抜いて、光宗にくるりと背を向ける佐久間。


義｢…ば、馬鹿な奴め、お前の母親もそうやっぐふっ｣

また話し出した光宗の鳩尾に阿部の蹴りが入った。


阿｢それ以上佐久間を傷つけたら佐久間が許しても俺が許さないよ｣

その目は鋭く光宗を睨んでいた。阿部だけでなくそこにいた皆の目も。

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作者名：さすけん | 作成日時：2020年6月2日 1時

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