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episode_seven ページ7

医務室に着くと、マダム・ポンフリーがまぁ、と驚き、ベッドへと案内した。

「ポピーさん、俺が手当をします。ぺしゃんこ薬を持ってきて下さい。」

「ええ、分かりました。すぐに持っていきます!」

マダム・ポンフリーは奥の部屋へとツカツカ急ぎ足で歩いて行った
すると、ネビルが口を開いた

「ごめんなさい先生、僕のせいで……」

「いや、君のせいじゃない。元はと言えば生徒に実演も見せなかったスネイプ先生の非でもある。」

「……あ、やっぱり今言った事聞かなかったことにしてくれ。」

ネビルはキョトン、とした顔でAを見た。
そしてクスクスと笑いだした

「……ぼ、僕、先生の事悪く言うつもりじゃないけど、その……怖い先生だと思ってたから……」

「……俺は怖がられているのか。」

















マダム・ポンフリーが持ってきた薬をネビルに塗り、グリフィンドール寮まで送ることにした。

「先生、送ってくれてありがとうございました。」

「気にするな。」

いつまでも手を振っているネビルに背を向け、自室へと向かった。













「ふぅ……」

ベッドに横たわり、休んでいると、いきなり扉が開いた。

「……ノックしてください。先輩」

「黙れ。これを返しに来ただけだ。」

もう汚れていない白いローブが投げ渡された。
お礼を言うと、またベッドへと横たわる。

「待て、腕を見せてみろ。」

「え、なんすか。」

Aが腕を出すと、先程のネビルと同じように腫れていた。
紫色になり、悪化していた

「……わお。」

「嘆かわしい。自分の怪我にも気づかんとは」

「元はと言えば生徒に実演も見せなかったアンタが悪いんじゃ______」

案の定、頭を叩かれた。


















翌日、腕の腫れも引き、痛みはなかった。
今日は一年生の初めての魔法癒術学。

この教科は副教科のような物で、授業数が少なかった。
しかし、初めてということもあり今回は薬の効能を説明をする予定だ。

ローブに着替え、準備を始めた。

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ベルモット - 初コメ?です。生徒目線が多いので教師目線の話が新鮮でした。大人の事情が含まれる出来事も勘付く年頃になって痛感することがあります。 (5月16日 14時) (レス) id: f174f30836 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん(プロフ) - フォールさん» ありがとうございます……✨✨そう言って貰えて嬉しいです!!(;´༎ຶٹ༎ຶ`)秘密の部屋編でもグダグダするとは思いますがこの作品をよろしくお願いします😊😊 (2023年1月24日 23時) (レス) id: 06c201b8c1 (このIDを非表示/違反報告)
フォール(プロフ) - 賢者の石編完結おめでとうございます!!感動的なストーリーやキャラたちとの絡みなどとても楽しく読めました!秘密の部屋編でも頑張ってください!!応援してます!!! (2023年1月23日 17時) (レス) @page41 id: eb505c02be (このIDを非表示/違反報告)
真昼 - 塾から帰ってきて、覗いてみたら更新されていてめちゃくちゃ元気になりました(*≧∀≦*) (2023年1月14日 23時) (レス) @page36 id: 3174c03de1 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん(プロフ) - 真昼さん» コメントありがとうございます(ᵒ̴̶̷ ᵒ̴̶̷ )✧‧˚応援してもらったのでめちゃくちゃ頑張りたいと思います(ง ˙-˙ )งこれからもこの小説をよろしくお願いします! (2023年1月14日 10時) (レス) id: 06c201b8c1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:とある緑の生徒。 x他1人 | 作成日時:2022年10月31日 18時

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