episode_thirty-for ページ34
ホグワーツではダンブルドアの部屋以外姿現しを使えないせいで大幅に時間を使ってしまった。
何とか魔法省に辿り着くと、ダンブルドアを探した。ダンブルドアの魔力を辿り、暫くすると彼がそこにおり、魔法大臣と話をしていた。
「ファッジ、わしはの____」
「校長!!」
Aは叫んだ。
彼はこちらに気が付き、振り向いた。
「彼が、石を___」
事を察したのかダンブルドアの表情が変わる。
杖を振り、不死鳥の守護霊を出すと彼は守護霊に何かを話しかけた。
すると、その不死鳥は廊下を素早く飛び去り、窓の外からホグワーツへと向かった
「A、急いで学校へ戻るのじゃ。彼を助けるのは君の役目じゃからの」
ダンブルドアはAの腕を取り、校長室へと姿現しをした。
見慣れた部屋に着く。
ダンブルドアは四階の禁じられた部屋まで疾走した。
Aもそれに続く。
四階の部屋では、ホグワーツの教師達が掛けた魔法が全て解除されており、やはり誰かが来た痕跡がある。
それを通り抜け、スネイプが掛けた魔法の部屋へと辿り着く。
難題がクリアされていて揺らめく炎の中を通り抜ける薬が全部飲まれていた。
しかしダンブルドアは難なくその炎を消し、一番奥の賢者の石がある部屋へと向かった。
最初に目に入ったのはポッターだった。
彼は床に倒れており、怪我を負っていた
そしてその奥に倒れているのがクィレルだった
ダンブルドアと目が合う。
彼は頷くとポッターの方へと跪いた。
Aはクィレルの方へと向かう。
ターバンは外れ、後頭部にひどい火傷を負っているようだ。
Aは彼の頭を持ち上げ、ポケットから薬の入った小瓶を取り出し、それを飲ませた。
その時だった。
クィレルの身体が痙攣を起こし始めた。
苦しそうな声を上げ、身体を捻る。
Aは驚くが、クィレルの身体を固定する
クィレルは白目を剥き、口を大きく開けた。
黒い煙が口の中から上がる。
その煙は渦巻きながら上へと上がり、一瞬にして消えたのだった。
もう一度クィレルの顔を見ると、眠っているかのようだった。
痙攣も治まり、呻き声も吐息に変わる。
「___A。」
ダンブルドアの落ち着くような声だ。
「二人には十分な休息が必要じゃ。医務室へ運ぶのを手伝ってくれるかの?」
Aは頷いた。
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ベルモット - 初コメ?です。生徒目線が多いので教師目線の話が新鮮でした。大人の事情が含まれる出来事も勘付く年頃になって痛感することがあります。 (5月16日 14時) (レス) id: f174f30836 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん(プロフ) - フォールさん» ありがとうございます……✨✨そう言って貰えて嬉しいです!!(;´༎ຶٹ༎ຶ`)秘密の部屋編でもグダグダするとは思いますがこの作品をよろしくお願いします😊😊 (2023年1月24日 23時) (レス) id: 06c201b8c1 (このIDを非表示/違反報告)
フォール(プロフ) - 賢者の石編完結おめでとうございます!!感動的なストーリーやキャラたちとの絡みなどとても楽しく読めました!秘密の部屋編でも頑張ってください!!応援してます!!! (2023年1月23日 17時) (レス) @page41 id: eb505c02be (このIDを非表示/違反報告)
真昼 - 塾から帰ってきて、覗いてみたら更新されていてめちゃくちゃ元気になりました(*≧∀≦*) (2023年1月14日 23時) (レス) @page36 id: 3174c03de1 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん(プロフ) - 真昼さん» コメントありがとうございます(ᵒ̴̶̷ ᵒ̴̶̷ )✧‧˚応援してもらったのでめちゃくちゃ頑張りたいと思います(ง ˙-˙ )งこれからもこの小説をよろしくお願いします! (2023年1月14日 10時) (レス) id: 06c201b8c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とある緑の生徒。 x他1人 | 作成日時:2022年10月31日 18時