episode_twenty-night ページ29
いつの間にか眠ってしまったようだ。
カプリスも寝息を立ててスヤスヤとAの上で寝ていた
「……げ、もう七時か。」
今日はもう授業が入っていなくて安心した。
Aは自分の腹の上にいるカプリスを起こさないように抱き上げ、ベッドに寝せてやる
「行くか」と、腰を持ち上げボサボサ髪のまま大広間へと向かった
すると、向かう途中とある事を聞いた
「スネイプがクィディッチの審判をするらしい」
Aはその事を冗談半分に受け取っていた
ところが、大広間へと行きその事を本人に言うと、どうやら本当のことらしい
「先輩が……クィディッチの審判とか似合わないっすね」
「黙れ。貴様には関係ない」
一瞬にして会話が途切れる。
その事に少しむくれていると今度はスネイプから話し出した
「授業で一悶着あったようだな」
「……アンタに関係ないじゃないですか。」
先程の仕返しとばかりにAはそう返す。
しかし、思いっきり睨まれ「言え」と言わんばかりにAの靴を踏んだ
「マーカス・フリントが調合中の魔法薬に花火を投げ入れたんですよ。」
踏まれた痛みで顔を顰めながらAがそう言う。スネイプは鼻を鳴らした
「馬鹿者が。幼稚がすぎて怒鳴る気もせん」
「……先輩から言ってくださいよ」
スネイプはAをチラリと見るだけで視線を戻し、何も言わなかった
「(……贔屓が過ぎるだろ。)」
クィディッチ当日、ハッフルパフ対グリフィンドールだ。正直どうでもいいがディゴリーに見に来い(彼はクィディッチ選手だ)と言われるので仕方なく来た。
「………。」
分からん、というのが正直な感想だった。
Aはクィディッチというスポーツのルールを知らなかった。
興味が無かったのだ。
しかし、ディゴリーやポッター、他の選手達が一生懸命な姿を見て改めて感心した
突然、ポッターが物凄い急降下を始める。
その素晴らしさに観衆は息を飲み、大歓声を上げた。
まるで弾丸のように地上に向かって突っ込んで行く
____スニッチを取った。
ポッターの手には金色に輝くスニッチが高々と握られていた。
これでグリフィンドールが首位に立つ。
Aは立ち上がった。
もうすぐ自分の部屋へとやってくるディゴリーの為に茶でも用意してやろうとAは紅茶の用意しに城内へと戻った
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みんなのおかげで星がグリフィンドールに…!!
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ベルモット - 初コメ?です。生徒目線が多いので教師目線の話が新鮮でした。大人の事情が含まれる出来事も勘付く年頃になって痛感することがあります。 (5月16日 14時) (レス) id: f174f30836 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん(プロフ) - フォールさん» ありがとうございます……✨✨そう言って貰えて嬉しいです!!(;´༎ຶٹ༎ຶ`)秘密の部屋編でもグダグダするとは思いますがこの作品をよろしくお願いします😊😊 (2023年1月24日 23時) (レス) id: 06c201b8c1 (このIDを非表示/違反報告)
フォール(プロフ) - 賢者の石編完結おめでとうございます!!感動的なストーリーやキャラたちとの絡みなどとても楽しく読めました!秘密の部屋編でも頑張ってください!!応援してます!!! (2023年1月23日 17時) (レス) @page41 id: eb505c02be (このIDを非表示/違反報告)
真昼 - 塾から帰ってきて、覗いてみたら更新されていてめちゃくちゃ元気になりました(*≧∀≦*) (2023年1月14日 23時) (レス) @page36 id: 3174c03de1 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん(プロフ) - 真昼さん» コメントありがとうございます(ᵒ̴̶̷ ᵒ̴̶̷ )✧‧˚応援してもらったのでめちゃくちゃ頑張りたいと思います(ง ˙-˙ )งこれからもこの小説をよろしくお願いします! (2023年1月14日 10時) (レス) id: 06c201b8c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とある緑の生徒。 x他1人 | 作成日時:2022年10月31日 18時