episode_fifteen ページ15
生徒達もだんだんと大広間に入って来て騒がしくなった頃、金色の食器にご馳走が突然現れた。
Aは頬杖を付いて生徒達の方を眺めていた
すると、大広間の扉からクィレルが息を切らせて駆けて込んできた。
ターバンは歪み、顔は恐怖で引きつっている。
あまりの勢いで駆け込んだクィレルに驚いて椅子から転げ落ちそうになったAを、スネイプはゴミでも見るような目付きで見たが、直ぐに視線をクィレルに移した
みんなが見つめる中を、ダンブルドアの席まで辿り着いたクィレルは、テーブルに倒れ込んで、喘ぎ喘ぎ言った。
「トロールが……地下室に……お知らせしなくてはと思って」
クィレルはその場でばったりと気を失ってしまった。
大混乱になった。ダンブルドアが杖の先から紫色の爆竹を何度か爆発させて、やっと静かにさせた。
「監督生よ」
ダンブルドアの声が轟いた。
「すぐさま自分の寮の生徒を引率して寮に帰るように」
各寮の監督生が速やかに動き、引率して大広間を出て行った。
Aは隣のスネイプに話しかけた。
「一体どこから……先輩?どこに____」
スネイプは早足で扉を出て行った。
しかし、すぐさまマクゴナガルが言った
「A。行きますよ」
「クィレルさんはどうしますか」
「すぐに意識が戻るでしょう。地下室へ急がなければ……」
クィレルの方を見たが、すぐさま視線を外してマクゴナガルに着いて行った。
「これは……」
明らかにトロールが侵入した形跡がある。
棍棒を引きずったような跡と、足跡が城の上へと伸びている。
急いでその跡をマクゴナガルと共に追うと、四階から険悪な顔つきのスネイプと酷く怯えたクィレルが降りて来た。
「そこで何をしているのです!トロールを片付けなければ生徒に被害が出ます。早急に片付けますよ!」
Aはスネイプの足に目が止まる。
血だらけで深切り傷が入っていた
それを見ている事に気づいたスネイプはローブで足を隠した。
四人で足跡を辿ると、そこは女子トイレの中だった。
扉を開いて中に入ると、そこに見覚えのある顔が二人。と、トロール1匹が倒れていた
辺りはめちゃくちゃで、トイレが三つほど破壊されていた。
スネイプはトロールを覗き込んだ。
マクゴナガルはハリーとロンを見据える
「一体全体、あなた方はどういうつもりなのですか」
マクゴナガルの声は冷静だが、怒りに満ちていた。
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ベルモット - 初コメ?です。生徒目線が多いので教師目線の話が新鮮でした。大人の事情が含まれる出来事も勘付く年頃になって痛感することがあります。 (5月16日 14時) (レス) id: f174f30836 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん(プロフ) - フォールさん» ありがとうございます……✨✨そう言って貰えて嬉しいです!!(;´༎ຶٹ༎ຶ`)秘密の部屋編でもグダグダするとは思いますがこの作品をよろしくお願いします😊😊 (2023年1月24日 23時) (レス) id: 06c201b8c1 (このIDを非表示/違反報告)
フォール(プロフ) - 賢者の石編完結おめでとうございます!!感動的なストーリーやキャラたちとの絡みなどとても楽しく読めました!秘密の部屋編でも頑張ってください!!応援してます!!! (2023年1月23日 17時) (レス) @page41 id: eb505c02be (このIDを非表示/違反報告)
真昼 - 塾から帰ってきて、覗いてみたら更新されていてめちゃくちゃ元気になりました(*≧∀≦*) (2023年1月14日 23時) (レス) @page36 id: 3174c03de1 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん(プロフ) - 真昼さん» コメントありがとうございます(ᵒ̴̶̷ ᵒ̴̶̷ )✧‧˚応援してもらったのでめちゃくちゃ頑張りたいと思います(ง ˙-˙ )งこれからもこの小説をよろしくお願いします! (2023年1月14日 10時) (レス) id: 06c201b8c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とある緑の生徒。 x他1人 | 作成日時:2022年10月31日 18時