将来の夫やで。【超特急】 (ページ22)

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21やでやでページ22

7｢…っ、あぁっ、ごめん！ほんまにごめん！｣

我に返ったタカシが抱きしめていた手を解放して急に謝ってくる。

『え？えぁ、全然大丈夫…！多分！』

さっきまでの大人びた雰囲気はどこへやら。

そう思った途端チャイムがなる

2人であっ…なんて言った声が揃うもんだから笑ってしまう

7「次、一緒に休まへん？今いっても怒られるだけやろ？｣

『多分だけど、次休んだ方が怒られると思うのは私だけ？』

そっかぁ、えへへって笑うけどやっぱり戻る気は無さそう。

初めておさぼりかぁって思いながら伸びをする

7｢あのさ、俺、アホやから、すごいアホなことゆうていい…？｣

アホアホ言いすぎてよく分からなかったけど、また真剣なタカシの顔を見て頷いてみる

7｢付き合ってくれませんか…？｣

続けて、

卒業までは耐えてぇ。卒業後は別れた無いけどAが嫌なら振ってええから卒業までは付き合ってて欲しい…

って一気に言う目の前の彼

『ぇ…』

2日連続でキスの次は2日連続で告白だと？そのことがこの世の中あるのだろうか。

私には未知な体験すぎてドッキリかな？なんて考えるほど。

7｢あの、みんなにバレんの嫌やったら黙っとくし！な？｣

手を合わせて頼む彼に疑問を抱く

『なんでそんなに必死なの…？』

ここまで必死になる必要性があまり感じられてない。

7｢ユースケさ…キスまですると思わんくて

将来の結婚相手ばっかり言うても、なんもせぇへんかったらユースケにとられることもあるかもなぁって…そんで…｣

そんな必死な彼を見てたら

同情も確かにあったかもしれないけど、さっきのドキドキとかでもうおかしくなっちゃって

『卒業まで…ね？』

こう言っちゃったんだ。

正直ゆっちゃえば今だってユースケの方が好印象ってゆっちゃえばそーだ。可愛いし。

でも、なんでか自然とそう口に出していた

7｢ええっホンマに?!ほんま??うわぁめっちゃ嬉しいわぁ…!!｣

こーして将来の夫とかいうやつとのリア充生活スタート。

したらしいです。

喜ぶタカシの顔みたら、なんだかいっかなって。