将来の夫やで。【超特急】 (ページ16)

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15やでやでページ16

『えっと……』

6｢…。｣

ここで無言を使うのはずるい。

『ユースk』

6｢Aちゃんにはタカシが居る。みたいになってたけど、好きじゃないんでしょ？｣

俯いたまま、でもしっかりとした声でそう言うユースケ

『う、うん』

6｢最近、Aちゃんが好きって自覚したの。

でもね、ずーっと前からドキドキしてたから、ずーっと前から好きだったんだと思う！｣

今度は顔を上げてハッキリとそう言う

『あ、ありがとう…??』

好きと言われるのは嬉しいけど、なんて返すのが正しいのだろう

告白なんて滅多にされない私は感謝を伝えることしか出来ない

6『付き合って下さい。

ってゆってすぐに返事もらいたいとこなんだけど、すぐには困っちゃうよね…(笑)

返事したくなったらで大丈夫なの僕！！まつ！！』

自分の気持ちを伝えながら人の気持ちも考えてあげられるユースケはとても素敵な人だ

6｢でも、お願いが2つ！あります！｣

『あっ、なんでしょう？』

大したことじゃないかもしれないけどーって言うユースケに、うんうんと相槌をうつ

6｢学校では、変な感じになるの嫌なので普通に接しましょう！

そして、僕はAって呼びます！｣

お願いではないお願いに頬が緩む

『お願いってゆーか、なんてゆーか(笑)』

6｢あっ、お願いって頼むのか！｣

『まぁ、うん？(笑)』

なんだか決心したことを発表されただけかもしれない、今のは

6｢あ、もうAの家だ｣

『え？あっほんとだ』

私たちの左側には、見慣れた私の家

ここ最近の帰り道で1番体感的には短かった気がする

6｢じゃっ、また明日！風邪ひかないようにねー！｣

『はーい！今日はありがとう！ユースケも風邪ひかないでね！』

6｢バカは風邪ひいても治るっていうから！｣

そーゆって自分の家の方へ走っていくユースケ

何気に近いから、大丈夫かなぁとは思うけど…

『馬鹿は風邪をひかない。だよね、、、(笑)』

明日から普通に接しられるだろうか

そしていずれはユースケに返事をしなくちゃいけない…。

どーしよう…。