63話 ページ36
『沖田と月ちゃんがくっつくってよ編(8)』
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月side
総悟の一言で場所を神社に移動した。この神社は祭り会場から少し離れた所にあり、人もいつもほとんどいない小さい神社だ。今も私たち以外誰もいない。
月・沖)「…」
神社のベンチに並んで座った私たちだが、話もせず沈黙が続く。私は気まずさを紛れされるように、買ったわたあめを一口食べた。
今だ…。今が言うタイミングだ…
チラッと横目で総悟の顔を見る…。総悟は暗くなった空をボーと見上げていた。
月)「あ、あの!総悟っ…」
ドォーン!
沖)「あー…花火…」
言葉を言いかけた時、丁度花火が始まった。総悟は私ではなく花火を見ている
沖)「キレーだねェ…」
月)「う、うん…」
沖)「そんで、何かあったかィ?」
月)「ううん…何でもないよ…」
沖)「ふーん…」
私はさっきよりも多めにわたあめを一口食べた。
ドォーン!
きれいな花火が夜空に咲いては消えていく…。
私はきっと恐がっているんだ…。言ってしまったらもう仲の良かった関係にはなれないんじゃないかと…。恋は曲者なんて良くできた表現だ。
月)「(ほんと、その通りじゃんか…)」
総悟の傍に居たい。力になりたい。…そんな気持ちが私の中で溢れてくる…
こんなに近くにいるのに…
触れたいのに…
恋は病気だ…
でも、言うんだ…!
月)「あのね総悟!私ね…!」
勇気を振り絞って…
この初恋を花火と共に終わらせるために…
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きい(プロフ) - 私にとって、作者様がお話を書いてくれることが、何より嬉しいですよー!(良い意味で、です!) (2019年8月29日 18時) (レス) id: df2fd3e06c (このIDを非表示/違反報告)
ショコラ(プロフ) - きいさん» こんな嬉しい事ってあるんですね…(泣) (2019年8月29日 18時) (レス) id: 0fe7014f8a (このIDを非表示/違反報告)
きい(プロフ) - テストお疲れ様です!勉強よりも占ツクですよ!更新期待してます。頑張ってください! (2019年8月29日 18時) (レス) id: df2fd3e06c (このIDを非表示/違反報告)
ショコラ(プロフ) - きいさん» 応援ありがとうございます!テストはいろんな意味で終わりましたw(大丈夫じゃないだろぉ!)これからはじゃんじゃん更新していくので期待してて欲しい…てす! (2019年8月29日 18時) (レス) id: 0fe7014f8a (このIDを非表示/違反報告)
きい(プロフ) - みなさんテスト期間なんですねー!気長に待つので、テスト頑張ってください! (2019年8月23日 11時) (レス) id: df2fd3e06c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ショコラ | 作成日時:2019年8月2日 14時