紅一点は大変です【沖田総悟】

31話『男にはカエルに触れて一人前みたいな訳の分からないルールがある』 ページ2

月side


　ある日近藤さんとトシ兄が隊士たちを会議室に集めた。


　隊士のみんなは各々おしゃべりをしている…


近)｢えー、みんなも知ってると思うが先日、宇宙海賊春雨の一派と思われる船が沈没した｣


　ふーん。春雨かぁ。危険な人物は入隊したときにある程度トシ兄ぃに教えて貰った
　

　ざわざわ…

近)｢しかも聞いて驚けコノヤローなんと奴らを壊滅的させたのはたった二人の侍らしい…｣

　ざわざわ…


　うん、私以外は誰も聞いていないねwてかトシ兄ぃ、隣に置いてあるバズーカは何?!


近)｢はぁー、驚くどころか誰も聞いていないな…｣


　まてまて！私は聞いてたぞ?!


近)｢…トシ！｣


　名前を呼ばれて立ち上がりバズーカを構えるトシ兄ぃ。


　ヤバっ！


月)｢ごめん、総悟っ！｣


　思わず隣にいた総悟の後ろに隠れる


沖)｢は？何いっt｣


どぉぉーんっ！


隊士たち)｢｢｢あああぁぁあ｣｣｣


　屯所中に爆発音と悲鳴が響いた…。隊士の皆さんご愁傷さまでーす


沖)｢てめぇ…っ、盾にしやがったなぁ…？｣(ｷﾞﾛｯ


　おぉ、怖い怖いw


　隠れたおかげて無傷の私、換わって総悟は髪が跳ねていてコゲコゲだ…


月)｢ははは…メンゴメンゴッ｣


近)｢えー、みんなも知ってとると思うがぁ先日、宇宙海賊春雨の一派と思われる船が沈没した。…しかも聞いて驚けコノヤロォなんと奴らを壊滅的させたのはたった二人の侍らしいぃ｣


　近藤さん、声に力が入ってないですよ…


　てか、焦げ臭い…！


隊士たち)｢｢｢ええぇ！マジすかぁ？｣｣｣


土)｢白々しい、もっとナチュラルに出来ねーのか｣


近)｢トシ、もういい話が進まん…。

　この二人の内一人は攘夷党の桂との情報が入っている。まぁ、こんな芸当ができるのは奴ぐらいしかいまい。｣


　桂ってあれだよね？過激派の攘夷浪士だよね…。あんまり知らないけど


近)｢春雨の連中は大量の麻薬を江戸に持ち込み売りさばいていた。攘夷党じゃ無くても奴らを許せんのは分かる。｣


　麻薬を持ち込むなんて！故郷のお母さんが泣いてるぞ！


近)｢だが問題はここからだ。その密売に幕府の官僚が一枚噛んでいたという噂がある。｣


　要するにその官僚サマは春雨と協力してガッポリ儲かっていたんだってー。

　…と言うことは？


近)｢真選組の出番だ！｣


　やったぁ！初の大仕事だ！

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