(^ヮ^=)1 ページ17
ばあちゃん家。
俺が中学までおったとこ。
無理やり、言うてしもたけど。
｢俺、今からもうめっちゃ楽しみ！｣
相変わらず我が物顔で、
俺のベッドでくつろぐ智洋が言う。
｢ばあちゃんとじいちゃん、おかんの親やねん｣
どう思う？
自分とは全く関係ない人ら。
｢え！
なおさら、楽しみなったんやけど！｣
ニコニコして、可愛い顔してる。
不安やった。
俺のおかんとか、
智洋には何の関係もないのに。
いや、関係ないって思って欲しくなかった。
2人とも、俺の大事な人やから。
やから、どうしても会って欲しくて。
｢大毅君、｣
俺が考えてる間に、
目の前に来た智洋が、
椅子に座る俺の手を引いて、ベッドに戻った。
俺の手首を掴んだまま、
ベッドに座って、上半身だけを向かい合わせにする。
｢大毅君のおばあちゃんとおじいちゃんに会えるの、
めちゃくちゃ楽しみ。
大毅君のこと知れるんが、
俺、ホンマに嬉しいの｣
｢ホンマに、ええん？
俺の、おかんやねんで｣
｢うん、ホンマにええん｣
｢・・・俺の、恋人って伝えたい｣
｢っ、｣
｢照れたん？｣
急に黙った智洋の顔を覗き込めば、
真っ赤っかの顔してる。
｢智洋、こっち見て｣
｢っ、むりっ｣
｢なんでよ。
俺ん事知れんのが嬉しいんやろ？
ほら、今の俺、知ってや、見てや｣
自分がこんなわがままなんて知らんかった。
まだこっちを見ん智洋。
なんやねん。
付き合う前は、
もっと空気読めへんアホやったやんけ。
｢とーも｣
｢っ、あか、それ、はっず｣
｢とも、こっち向き｣
｢大毅、君・・・｣
こっちを見た智洋は、
あかん顔してた。
そのまま、俺の腕を引けば、
手首を持ってた智洋が、
体ごと俺に倒れ込んでくる。
そこを狙って、
キスをする。
触れるだけ。
なのに、熱くて、優しくて。
幸せになれる。
｢とも、｣
｢だい、き、くん｣
｢好き｣
｢ん、おれ、も｣
唇を何回か、触れ合わせて、
離れると、
幸せそうな顔をした智洋が目の前に。
｢幸せ｣
ネコみたいに、
ふみゃあって微笑む。
そういや、ばあちゃん家におったサチ、
どうしてるやろ。
キャットフードよりも、
マジでねこまんまが好きやってんな。
｢ばあちゃん家さ、
サチってネコおるねんな｣
｢え！マジで！？｣
ネコのことを教えると、
目をキラキラさせる智洋が可愛くて、
サチと同じってまた思ってしまった。
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ko.ko(プロフ) - そんな思いを込めてこの名前にしてみました。よかったら参考にしていただけると嬉しいです。 (2023年1月6日 23時) (
レス) id: d4574ff1d2 (このIDを非表示/違反報告)
ko.ko(プロフ) - 理由としては、大勢から愛されるケーキの一つで、のせるものによって変わった種類になる。そしてスポンジを使ったのよりもサックっと固さがあり、ほかのケーキとはまたどこか違う。でもみんなの幸せになる。 (2023年1月6日 23時) (レス) id: d4574ff1d2 (このIDを非表示/違反報告)
ko.ko(プロフ) - いつも素敵なお話ありがとうございます！ グループ名考えてみました。 tarte (タルト)はいかがでしょう。(続) (2023年1月6日 23時) (レス) @page40 id: d4574ff1d2 (このIDを非表示/違反報告)
7129(プロフ) - ななはちさん» え！嬉しいです😭最初の頃の色縛りはどこはやら笑 ちょっとここで青くんが…ドキドキさせますねぇ💚はぁ…楽しみです！！！ (2022年11月7日 22時) (レス) @page20 id: f02b13cfb6 (このIDを非表示/違反報告)
ななはち(プロフ) - 7129さん» 甘い赤緑、書きたくなりました！colorful1から読み直してるので笑、付き合ってからは甘いのが中心で行きたいと思います！ (2022年11月6日 20時) (レス) @page18 id: ef79629cea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななはち
| 作成日時：2022年9月26日 23時
