兄弟(JW赤×緑)

赤side ページ30

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ともの受験が終わる時間に合わせて家を出る


ちょっと多めに現金持って



公園で逃げられてから、3日間


ともと顔すら合わせてない



受験終わった3人組は清々しい顔で
あーかっこええなーって


みんなで飯食って、トイレ言うて会計済ませて
帰路に着く




緑｢…｣

赤｢…｣




とも、俺は…




赤｢っ、とも｣


緑｢にぃに！今日はありがとう！
あーやっと寝れる！
帰ったらめっちゃ昼寝したるねん！｣


赤｢とも、｣




俺に有無を言わさん勢いでともが喋り始める




緑｢にぃには？
この後用事とか？
か、彼女とか、受験でほったらかしにしてたんやったら構ってあげなあかんねっ｣


赤｢…俺彼女おらんから、｣


緑｢そ、そっか、！ほんなら！｣


赤｢おい、帰る家一緒やから、｣




走って行ってもた


なんやねん


彼女って言葉使うならそんな泣きそうな顔すんなや…




赤｢ただいまー｣



返ってくることないおかえり


いつもならバタバタ玄関まで来てくれるのに





ｺﾝｺﾝ


赤｢とも、入るで？｣


緑｢だめ！とも寝てる！｣


赤｢寝てんのかーそーかー、ならいいや
寝てるならなんも聞いてへんよね｣


緑｢…｣




そのままともの部屋に入ってともがうつ伏せてるベッドの横に腰を下ろす




赤｢彼女おったことないねん、ずっと｣


緑｢…｣


赤｢好きな人おったから
告白されても断ってた｣


緑｢っ、｣




ビクって動いたんわかった




赤｢好きな人は俺の事見てくれへんってわかってたから
ずっと近くで見てるだけでいいって思っててん

でもな、最近好きな人から
俺の事好きみたな素振りが見れてん｣




気付くか？




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