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二宮も、ハンバーグを食べている。
確か好物だと聞いた気がする。
みんなが美味しそうに食べてるのを見るのが松本の喜びである。
櫻井は、両頬をパンパンに膨らませあれこれ食べている。
相葉は今が幸せだと思う。
大野と微笑みながら、美味しい料理を食べる。
左目の事を忘れてしまうくらい楽しい時間を過ごしている。
だが、じわじわと相葉の左目は悪化している。
まだ、本人さえ気がつかないのに。


「雅紀、ここの花は匂いしないのな」
「料理の邪魔になるからね」
「でも、綺麗だな」
「有難う、市場で修行だよー」
「相葉さんの花は匂いがしないから、店の雰囲気を壊す事ないんだ」
「俺の歯医者は甘い香りがして、心が落ち着く」
「少しでも、心が休まれば治療も頑張ってくれるかなって」
「色々、考えてるんですね。まーくん」
「花屋だもん」
「店で一番売れるのは?」
「翔ちゃんとこから引き上げて来た半額セールの花」
「まだまだ綺麗ですもんね」


いっぱい食べていっぱい話しをして酒も入りますます楽しい時間になる。
デザートの頃には、大野は眠くなっている。
楽しい時間は、あっという間に過ぎる。
みんなで後片付けしながら、また次の約束をするのだ。
相葉は家に帰ると、ソファーにパタリと横になって「楽しかったなぁ」と言う。


このまま、左目が何もなく過ごせたら良かったのに。
松本の店で食事した数日後、大野眼科に行った。
定期検査のためだ。
あれから、涙が出てくる事もなく順調だと思っていた。
呼ばれて検査をしていると、大野が唸る。


「おーちゃん、どう?」
「相葉ちゃん、もう一度大学病院へ行こうか」
「えっ!」
「はっきりとは判んねーけど、視神経に肉芽腫があるように見える」
「それって、大変な事?」
「詳しくは先生から聞こう」

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SEN(プロフ) - はっしーさん» 読んで頂きありがとうございました。お花大好きです。うちは山野草が好きなのです。こちらの彼のようにお客さんに接する事はないけど、花が好きな所だけは似てるかも。うちの話だと言って頂き嬉しく思います。ありがとうね。 (3月15日 7時) (レス) id: 81a5a7e5b5 (このIDを非表示/違反報告)
はっしー(プロフ) - SENさん、本当にお花が好きなんですね。お花を見つめる相葉さんの優しい眼差しが、お会いしたこともないけれどSENさんと重なって見えました。すみません、お会いしたこともないのに変ですよね。でも、こちらのお話はSENさんご自身のお話だと思いました。 (3月15日 2時) (レス) id: 6a89c59bf2 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - 返信ありがとうございます。そうですね。次回作も楽しみにしています。 (3月13日 1時) (レス) id: 95d5f07b44 (このIDを非表示/違反報告)
SEN(プロフ) - 櫻宮さん» 読んで頂きありがとうございました。彼の笑顔は最高です。きっと楽しくお店を続けていくと思います。 (3月12日 21時) (レス) id: 81a5a7e5b5 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - こんなに感動するお話初めてです。ありがとうございます。彼の長所は笑顔だと思います。これから彼は仲間とともにお店を続けるのかな?どこかでお会いできますように… (3月12日 18時) (レス) id: 95d5f07b44 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:SEN | 作成日時:2020年2月23日 20時

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