30score ページ35
「お前、あの時嘘ついただろ。」
『あの時?いつの事だよ。』
タオルで汗を拭い、ナッシュが呟いた。
「オレ達が負けた日だよ。たまたまとか嘘だな。」
『根拠は。』
「チケットがゴミ箱に捨ててあるのをシルバーが見つけた。お前、あの時日本に残るつもりだったんだろ?」
『え、シルバー、ゴミ箱漁ったのかよ。』
「そこじゃねェよ。」
『明日に変更してもらったんだって、飛行機の便。』
「は…?」
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『何回も悪い、レスト。』
「全然、Aがいない間、あいつらボコボコにしておくから安心してね。」
『まあ、それでいいわ。んじゃ、行ってくる。』
「うん、帰る時に呼んで。迎えに行くよ。」
『…いや流石にそれは悪いからいい。』
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さて、相変わらず賑やかな東京に来たが。
とりあえず家行って荷物を置いてからストバスに行こう。
ボールとタオルに財布、スマホをエナメルバッグに入れて家を出た。家の掃除はバスケやってからでいいや。
夕日が沈みかけて辺りは暗くなりかけている。そのおかげでコートには誰もいなかった、ラッキー。
ボールをついて息を吐く。
この感覚が落ち着いて好きだ。
思い浮かべるのは、オリヴァーやウルガでいいか。
目の前にはディフェンスをするオリヴァー。
身長も高いし手足も長いから油断したらスティールされるから腰を低くしねェと。
あとあいつ、先読みするから面倒。
ウルガは瞬発力、パワーにスピードが人間離れしている。シルバーの進化系みたいな感じか?反射神経がいいからオリヴァーみたいに先読み出来なくても本能で動ける奴…獣だな。
兎に角、油断禁物な奴らだ流石俺達のチーム。強くていい経験になるわ。
空想上のオリヴァー達をドリブルで抜き去りそのままシュートを決める。
あー、いいけど実際にやらねェとあいつらは分からねェ。
「藍咲君…?」
『ん?』
声がする方を見る。
暗くてよく見えねェが、俺より低い身長……ってお前か。
『テツ。』
「日本に来てたんですか…!!」
『今日来たんだ。ジャージってことは部活帰りか。』
「はい、今、火神君が自販機で飲み物を買っていてそれを待っているんです。」
『お前の“光”か。』
テツの名前を呼ぶ声が聞こえた。
実際に見ると、大きいな。
「黒子…って、お前は!!」
『俺を知ってんの?火神大我。俺は藍咲A、よろしくな。』
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リゼ(プロフ) - めちゃめちゃ面白かったです。控えめに言って最高です!!更新大変だとは思いますが、頑張ってください。応援しています!!!! (2020年9月30日 13時) (レス) id: 5ef99ce401 (このIDを非表示/違反報告)
仁王彩香 - この作品も更新お願いします。゚(゚´Д`゚)゚。 (2020年8月9日 21時) (レス) id: a60876bc3f (このIDを非表示/違反報告)
吹雪彩香 - 初めまして作品見ました。続きの更新頑張ってください^_^ (2020年4月10日 3時) (レス) id: 9f5e24e49c (このIDを非表示/違反報告)
ta0628tm0105(プロフ) - めっちゃ面白かったです!やっぱり夢主最強は最高ですね!!!これからも頑張ってください応援してます(^^) (2020年3月19日 23時) (レス) id: 0ed1a1911f (このIDを非表示/違反報告)
RUGI(プロフ) - みなさん、コメントありがとうございます!これから少しずつ更新していきますのでよろしくお願いします!! (2020年2月12日 16時) (レス) id: 23a9fd6e5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:RUGI | 作成日時:2016年11月10日 21時