【黒バス】頂点に立つ藍色の皇帝

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ﾀﾞﾑﾀﾞﾑ…………









ﾀﾞﾑﾀﾞﾑﾀﾞﾑﾀﾞﾑ……………………ｶﾞｺﾞﾝｯ!!!









夜中、辺りが静まり返っているストバスのコートでAは一人で黙々とバスケをしていた









“Vertex”のメンバーが明らかになってから、出歩けば必ず人がこちらを見て驚くのだった
明るい時間帯にバスケをしていれば人々が集まってくるため寝静まったこの時間帯に来るようになった









『……………ﾊｧﾊｧ……』









Aは汗を拭い、無表情でボールを見つめていた
ボールを掴み、ドリブルをして適当に跳びダンクをきめた









ゴールから手を離し、顔をあげたAの片方の瞳は紅色に染まっていた









『まぁ、多少鈍っているかな』









転がるボールを拾い、藍色と紅色の瞳で見つめドリブルを始めた









『さて、僕も楽しませてもらおうか』









＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿おい、テメェ。あまりふざけた真似はすんじゃねェぞ









『ちゃんと分かっているから安心してくれ』









にっこりとした不気味な笑顔を浮かべて空を見上げた









真っ暗な空に月が妖しく輝いていた









＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿もう一人の“Emperor”復活

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