【鬼滅の刃】助ける為に戦え！！〔成り代わり〕

29.異例の鬼と鋼鐵塚 ページ36

ようやく落ち着いて、選別で手鬼を倒した事や禰豆子を人間に戻す方法がないか調べた事等を鱗滝さんに話した。

お面の事は話してない…
話せばとてつもない傷を心に付けてしまう…



一方鱗滝さんは禰豆子の事を話してくれた。私が選別に行った夜に禰豆子が目を覚まし、昼の間は私が帰るのをずっと起きて待っててくれたようだ。
でも夜は寝ちゃうらしい。現に今も布団の中で眠っている。




鱗｢そうか。異形の鬼をやったか…ついにな…本当によく帰ってきた。｣

『はい！』


異形……手鬼の事だろう。
あの鬼の存在を知ってた…？


鱗｢鬼にはいくつか種類がある。ﾞ血気術ﾞという特殊な術を使う鬼はﾞ異能の鬼ﾞだ。今後はそのような鬼とも戦うことになるだろう。その者達との戦いはこれまで以上に困難を極めるが…A。お前ならきっと大丈夫だ！｣

『はい…！』


血気術…そんな鬼は選別にはいなかった。
手鬼よりも厄介な敵なのかな…？


『あの…禰豆子は他の鬼とは違うと思うんですが…その血統術？という者なんですか？』

鱗｢血気術な。いや…あれは血気術の類ではないだろう。｣


違うんだ…
異形でもなさそうだけど。


鱗｢これは憶測だが…禰豆子は人の血肉を喰らう代わりに眠る事で体力を回復しているのかもしれない。｣


凄い…鬼が皆そんななら…
いや……凄い……？


『(私が…禰豆子を守るからね。)』


私は寝てる禰豆子に誓ったのだった。









15日後────


チリン♪チリン♪

『何の音…？』


チリン♪と外で音が鳴るので見てみると、風鈴を沢山付けた人が家へ来た。


『えっと…』

鋼｢俺は鋼鐵塚という者だ。竈門Aの刀を打ち持参した。｣

『あ…！それ私です！中へ…』

鋼｢これが日輪刀だ。俺が打った刀だ。｣


え…？無視？
悲しいんだけど…


『あ…あの…お茶淹れますから中に…』

鋼｢日輪刀の原料は太陽に1番近い山で取れる猩々緋砂鉄と猩々緋鉱石…それで日の光を吸収する鉄が出来る。｣

『そうですか…』

鋼｢陽光山は１日中日が差している山だからな…｣


全然聞いてくれない…(泣)
何だこの人は…


鱗｢相変わらず人の話を聞かん男だ。｣


鱗滝さんも呆れてる…
もう昔から話聞かないんだ


『あの……きゃあ！ひょっとこ！？』


鋼鐵塚さんはひょっとこのお面を着けていた。
びっくりし過ぎて心臓止まりかけた！


鋼｢ん？ん？あぁ…お前ﾞ赫灼の子ﾞじゃねぇか！こりゃあ縁起が良いな！｣


赫灼の子……？
何それ？

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