24.壱ノ型と決着 ページ31
?「……チャ…ちゃん」
……誰かの声がする。
?「…ね…ちゃん…」
茂「姉ちゃん!!」
!!
………………
ドォォォ!
Aに向かって手鬼が一撃を落とした………が、茂の呼び掛けで目を覚ましてその攻撃を躱す。
手「避けた…まだ動けたのか。遊び甲斐があるなぁ〜!」
手鬼は休む暇もなく腕を伸ばして攻撃を続ける。手を斬って躱していくが、キリがない。
『(もう…いくら手を斬っても少ししたらまた増えちゃう!)』
手「手を斬ってるだけじゃあ俺は倒せないぞ?もっとも俺の首は獅子毛のガキでも斬れなかったがな!」
錆兎でも…!
……それでも!
『(こいつはこのままにはしちゃいけない…また犠牲者が増える前に今…ここで倒すしかない!)』
明らかにこいつだけは匂いの強さが違う!
絶対今仕留めないと!
『(!!…地面から鬼の匂い!)』
地面の中から感じた匂いを察知し、上へ高く飛ぶ。
すると、地面から手鬼の手がいくつも伸びてきた。
あっっぶな!
手「た…高い!仕留め損なった!……だが…空中ではこの攻撃はかわせない!」
『!!』
手鬼は手を集中させ、空中にいる私に向かって勢いよく手を伸ばす。
…………
真「やっぱりAちゃんも負けるのかな?あいつの首、固いんだよね…」
錆「負けるかもしれないし勝つかもしれない。ただそこには1つの事実があるのみ……A…あいつば誰よりも゙固く大きな岩を斬った女だということ…」
…………
『えい!』
襲いかかる手を頭突きで弾いた。
頭突き得意で良かった!
手「弾かれた!」
『(全集中…水の呼吸!)』
手鬼に懐に飛び込み、型の体勢をとる。
手「(間合いに入られた!……大丈夫だ…俺の首は固い…こいつは斬れない!首を斬り損なった所で頭を握り潰してやる!あいつと同じように!)」
手鬼はAの頭を潰そうと構えようとする………が……
〃壱ノ型!〃
手「……うが!」
〃水面斬り!〃
私は手鬼の首を斬り落とした。
やったよ!
錆兎!
真菰!
…………。
錆「フッ…」
真「Aちゃん…!」
Aの様子を見守っていた錆兎と真菰は歓声を上げる。
錆「………よくやった…」
錆…………いや……゙兄弟子゙からの言葉だった。
198人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
高音(プロフ) - 藤崎エヴァさん» ありがたきお言葉!番外編はネタ中々思いつかないけど、本編は頑張っていきます!夢主可愛いですよね!(お前が言うな) (2020年3月11日 12時) (レス) id: e62d4c7bb6 (このIDを非表示/違反報告)
藤崎エヴァ(プロフ) - 初コメ失礼します!夢主ちゃん滅茶苦茶可愛いし、お話面白ろかったです!本編も番外編も更新頑張って下さい! (2020年3月11日 11時) (レス) id: 1a879c682f (このIDを非表示/違反報告)
高音(プロフ) - OrangeShakeさん» 気に入って下さりありがとうございます!これからも本編も番外編も頑張って更新していきます! (2020年1月20日 20時) (レス) id: e62d4c7bb6 (このIDを非表示/違反報告)
OrangeShake - 面白いですね。私のお気に入りです!!更新頑張ってください! (2020年1月20日 20時) (レス) id: c7a1464060 (このIDを非表示/違反報告)
高音(プロフ) - 青海真珠さん» ありがとうございます!俺も消すつもりはないですけど、ビビリ&心配性なので一応パクってないよって報告でした。気に入っていただき本当にありがとうございます!俺自身も書いてて楽しいし、見てくれるだけで嬉しいのでこれからも続けていきます!心配させてすみません (2020年1月18日 22時) (レス) id: e62d4c7bb6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:高音 | 作成日時:2020年1月15日 23時