【鬼滅の刃】助ける為に戦え！！〔成り代わり〕

15.過酷すぎる修行 ページ21

鱗｢儂はﾞ育手ﾞだ。文字通り剣士を育てる。育手は山ほどいてそれぞれの場所、それぞれのやり方で剣士を育てている。

鬼殺隊に入るためには藤襲山で行われる最終選別で生き残らなければならない。最終選別を受けていいかどうかは儂が決める。｣


鱗滝さんにそう説明をされ、修行の日々が始まった。
私はこの日から禰豆子へ向けて修行の内容を日記に書くことにした。




《私は今日も山を下ってるよ。最終選別で死なないように鍛え抜く。毎日毎日山下りを繰り返すと罠も結構避けられるようになったよ。体力も上がったと思う。鼻が前よりも鋭く匂いを捉えれるようになったから。
でも…罠の難易度もどんどん上がってる…殺す気満々だよ禰豆子ぉ…》





《今日は刀を持って山下り。これがホントに邪魔…手ぶらじゃないから罠にすっごく引っかかっちゃう。》






《今日は刀の素振り。今日というか最近は毎日…山下りの後に腕がもげそうな位素振り……辛いよぉ(泣)》

『997……998…999……1000！』

鱗｢後300回追加｣

『……えぇ…』







鱗｢刀は折れやすい。｣


《と最初に言われた。縦の力には強いけど横の力には弱い。刀には真っ直ぐに力を乗せること。刃の向きと刀を振る時、込める力は全く同じでないといけない。
さらに破損、つまり刀を折ったら｢お前の骨も折る。｣と少し脅された…まぁ刀もタダじゃないしね。》

『……お姉ちゃん頑張るよ…』





《今日は転がし祭りだった。どんな体勢になっても受け身を取って素早く起き上がる訓練。私は刀を持って鱗滝さんを切るつもりで向かってくけど…鱗滝さんは素手、丸腰。
でも馬鹿みたいに強いの…私は投げ飛ばされて地面に転がる…痛い…》







《今日は呼吸法と型のようなのを習う。》


『全集中の呼吸？』

鱗｢そうだ。そして十ある水の型全てをお前に教える。体の隅々の細胞まで酸素が行き渡るよう長い呼吸を意識しろ。体の全治療力を高め、精神の安定化と活性化をもたらす。｣

鱗｢上半身はゆったりと、下半身はどっしり構える。よし呼吸！｣

『すぅぅ………痛っ！』


お腹叩かれたぁ！


鱗｢違う！次、型！｣

『こうですか？』

鱗｢違う！｣

『こう？』

鱗｢違う！｣



《お腹に力が入ってないと怒られたりお腹すっごい叩かれる…でも手加減はしてくれてる…》




《続いて…水と一つになれと言われる…》


鱗｢早く行け！｣

『きゃぁ！』



そう言って鱗滝さんに滝に蹴落とされた！
酷いぃぃ！

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