【鬼滅の刃】助ける為に戦え！！〔成り代わり〕

11.固い…… ページ15

鬼が……首がもげたのに喋ったーーー！？


禰豆子が蹴っ飛ばした首はそのまま自我を持って喋っていたし、体も動くし中々のホラー…

お姉ちゃんホラーとか駄目なのに…



禰｢くっ！｣

『禰豆子！……うわ！』


首の無い鬼の体が禰豆子に攻撃しだし、その首は腕を生やして私に襲いかかった。

こわいこわいこわい！
そして中々に気持ち悪いよ！(涙目)


『(なんなのこいつ…頭から腕を生やして！禰豆子を助けないと！)』


再び斧を振ったが、鬼は口で受け止め、髪を斧に絡みつけた。


『(髪が……くっ！)どけぇぇぇ！！』



ドガッ！！

鬼に思いっきり頭突きを食らわせた。


鬼｢(こいつ……固…！頭が…固い！)｣



どうだ竈門家最強の石頭は！



『飛んでけーー！』


斧を精一杯に投げ飛ばし、その斧は木に刺さった。


鬼｢斧を奪うつもりで絡めた髪がもつれた！くそ！｣

『ふぅ……禰豆子！』


中々間抜けな鬼だったな！
禰豆子の元へ急がないと！









その頃禰豆子は体だけの鬼に苦戦し、崖まで追い詰められていた。

禰｢ぐぅっ！｣

『やめろーー！！』


トドメの一撃を食らいそうになった瞬間、Aは鬼の体ごと己を突き飛ばした。


『え？………わぁぁぁ！？』


しかし突き飛ばした先は崖であり、私は鬼諸共落ちかけた。
そこまで考えてませんでしたー！？


禰｢………。｣

『ね、禰豆子ぉぉ！(涙目)』


が、すんでのところで禰豆子が服を掴んでくれて私は落ちないで済んだが鬼の体は崖へ真っ逆さま。
首の付け根から落ち、ぐだんとした。


鬼｢ぐあぁー！！｣


鬼の体が落ちた衝撃で、首の鬼は気絶した。









『(鬼は沢山いるのかな…？)』


気絶した鬼に短刀を抜いて恐る恐る近づいた。
こんなのがいっぱいいたら仇を探すどころじゃないよ…


『(家に残ってた匂いとは違う……別の鬼…。でも…とどめを刺さないとまた人を襲っちゃう…私がやらないと…私が…！)』


やらなきゃ……私が…！



『え……！』

？｢そんなものではとどめは刺せん。｣


背後に天狗のお面を被った老人が立っていた。
その老人に短刀を持つ手を止められた。

誰なんだこの人…？

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