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私は気づいたら屋上を出ていた。
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でも…、自然と足が動いたから
行く場所なんて決めてなくて…。
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行き場がなくて、結局
あの気まづい教室へと戻った。
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“ガラッ!”
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今はちょうど休み時間…。
まぁ、そこを狙ったんだけど…。
扉を開けると、皆の視線の先が
一斉に私に集中した。
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「…なぁ、A戻ってきたぞ…。」
「さっきのあれじゃあね…。」
「なんか見てられなーい。」
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何て言う声もちらほら聞こえる中
私の耳に大きく入ってきた声は…。
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リリー「涼介さん!さっきの
授業のここ、分からないので
教えてくれませんか…?」
涼介「あ、…あぁ。ちょっと
そのノート見せて。」
リリー「はい♪…どうぞ!」
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楽しそうに勉強を教えあっている
涼介とリリーの声だった。
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あ「…っ…。」
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気にしたくないのに、どうしても
2人の声が頭から離れない。
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涼介「お前、この公式使わないから
こんな風になるんだよ。」
リリー「あ〜!なるほど!さすが涼介さん❤
…頭良いですねぇ!」
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私は、耳をふさぎたくなりながらも
静かに自分の席に着いた。
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あ「…はぁ…。」
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気付けば、授業が始まるまで残り5分。
あっ!…そう言えば…。
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あ「(小声)…皆、戻って来ないな。」
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屋上に置いてきちゃったけど
大丈夫かな?
また、次の授業もサボるのかな…?
まぁ、生徒会だからサボっても
問題ないんだよなぁ…。
あ、圭人はダメか…苦笑
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なーんて、甘く考えていた。
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そして、私の元へ来たのは…。
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涼介「…何、ボーっとしてんだよ。」
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さっきまで、リリーに勉強を
教えていたはずの…。
今、私が1番話したくない…。
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涼介の姿だった。
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*RIRA*(プロフ) - スニーカーさん» お返事が送れてスイマセン!そんな風に言ってもらえて凄く嬉しいです!これからもよろしくお願いします!! (2020年11月10日 23時) (レス) id: d67b6f1530 (このIDを非表示/違反報告)
スニーカー - 涼介くんと夢主がリリーがきてから口喧嘩になったところは涙が止まりませんでした!この話すごくだいすきです!これからも頑張ってください! (2020年10月31日 19時) (レス) id: cedd654fa8 (このIDを非表示/違反報告)
*RIRA*(プロフ) - みぃめろさん» はい!ぜひ読みます!ありがとうございます!お互いに頑張りましょうね! (2020年9月3日 19時) (レス) id: d67b6f1530 (このIDを非表示/違反報告)
みぃめろ(プロフ) - *RIRA*さん» 私もあるのでわかります…他界のお話書いてるので興味がありましたらぜひ私のも読んでください!これからも頑張ってくださいね! (2020年9月3日 18時) (レス) id: 9e40339969 (このIDを非表示/違反報告)
*RIRA*(プロフ) - みぃめろさん» そうなんですよ…笑 たまにこの言葉は使えません見たいな表示が来るので、更新するときには言葉はちゃんと選ぶようにしてます…笑 わざわざありがとうございました! (2020年9月3日 17時) (レス) id: d67b6f1530 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*RIRA* | 作成日時:2019年6月16日 21時