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「煉獄先生って千寿郎君と何歳違いなんですか?」
「ん?俺が今年25だから11歳差だな!」
「なるほど。私もうすぐ17になるんですけど、どうですかね?」
「何の事だ!!」
「千寿郎君て、年上好きそうじゃないですか?って話なんですよ。」
「例えそうだとしても君には関係ないな!!」
私は今『この話はこれで終いだな』と話を強引に終わらせ、使用した教材を棚に戻している煉獄先生の後ろ姿を眺めている。
放課後手伝って欲しい事があると言われて、社会科準備室を訪ねた私を待っていたのは雑用の山だった。
「全部やったらご褒美下さいよ!」
「あぁ!いいぞ!!何がいいんだ?」
「千寿郎君とお話をさせてください!!」
「いいだろう!当然俺も同席するがな!」
こんな会話から始まって、作業をしながら色々話をしているうちに煉獄先生は何歳なのかって話になった。
そして冒頭に戻るのである。
結局全部の雑用を終えた頃には辺りはすっかり暗くなっていた。
「すまない、遅くなってしまったな。橘は電車通学だったか?」
「そうですよー。もう帰っていいです?」
「駅まで送っていこう!靴を履いて外で待っていなさい!!」
「え、大丈夫ですよ?」
「千寿郎も一緒だ!!」
「よろしくお願いします!!!」
もう全力で土下座したよね。
千寿郎君は部活の大会が近いから遅くまで練習をしているらしく、大会が終わるまでは煉獄先生と一緒に帰っているそうだ。なんとも運がいい。
鼻歌を歌いながら移動して、校舎の外に出ると煉獄先生が手を振っているのが見えた。
そしてその横には控えめにぺこりとお辞儀をしている天使の姿。
心の中でうっひょー!!と叫びながら駆け寄ると、千寿郎君が『お疲れ様です』と微笑んだ。
「え?天使じゃん」
「え?天使……ですか?」
「橘A!千寿郎に変な事を言わないでくれ!!戸惑っているだろう!」
「え?煉獄先生は千寿郎君の事を天使だと思わないんですか?」
「車をまわしてくるからここで待っていてくれ!」
「わかりました。お願いします兄上!」
「千寿郎、変な事をされたらすぐに大きな声を出しなさい。わかったな?」
「信頼度0ですか?」
煉獄先生が車を取りに行ってしまった為、千寿郎君と2人きりなうなわけだけども。
めちゃくちゃ警戒されてる何故……
「千寿郎君」
「ッ!!は、はい!!」
こんな感じ。声をかける度こんな感じ。
警戒というより怖がられてるのかな?煉獄先生のせいだよね?泣きそう……
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炎香(プロフ) - はむえっぐさん» 私のが初めてだなんて恐れ多いです💦ぜひ読んで欲しい作品が沢山ありますので鬼滅沼へようこそって感じですね!笑 心臓大丈夫ですか?😂すごく嬉しいです!読んでくださってありがとうございました(。_。*) (2021年9月29日 14時) (レス) id: a219c056d8 (このIDを非表示/違反報告)
はむえっぐ - はじめまして!!完結おめでとうございます!!!鬼滅の夢小説読むの主様が初めてだったのですがハマりました!!笑笑最後の解説で意味がわかったときはもう、、、心臓潰れました^^本当にありがとうございました!!! (2021年9月28日 23時) (レス) @page23 id: fffe7db0be (このIDを非表示/違反報告)
炎香(プロフ) - まゆさん» わぁすごい嬉しいです……!めちゃくちゃ頑張れる気がしてきました!!ありがとうございます! (2021年9月20日 11時) (レス) id: a219c056d8 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - これからも更新楽しみにしてます! (2021年9月20日 10時) (レス) id: 3becc2e6ce (このIDを非表示/違反報告)
炎香(プロフ) - myaさん» ありがとうございますm(*_ _)m思いつきのネタで投稿したら大変なことになっていたので驚きましたが、頑張りますのでよろしくお願いします(o_ _)o(o_ _)o (2021年9月2日 7時) (レス) id: a219c056d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:炎香 | 作成日時:2021年9月1日 13時