２４３ 夢主side ページ50
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もう何かと理由を付けで逃げるのは嫌だ
改めていかなきゃいけないことを自覚しない限り
私達はいつまで経っても苦しいままだ
絶対泣いてる顔なんて見せたくなくて
俯いた私を優しく包む暖かい体温
母｢バカね。そんな簡単に壊れるわけないじゃない
家族なのよ。15年間貴方と一緒に過ごしてきた
大切な家族なの
嫌いになんてならない
だから、思ったことちゃんと言いなさい
しっかり受け止めるから｣
キッチンから香るハーブティーの匂いが嫌いだった
兄と母。そっくりな顔も嫌いだった
そういった嫌悪感が募りに募って
ぐるぐると黒いものが入り交じって
そういうの吐き出したくなかったら
何も言わないって選択肢をとってたけど
そうじゃないんだって
お母さんの涙が気づかせてくれたんだ
『私、芸能生活楽しいよ
最初は全然だったけど最近はやりがいを感じてて
お母さんはこの前
｢普通の道だってある｣
って言ってたし
この世界に進むことを嫌がってるかもだけど
私はこの世界で生きていきたい
心配しなくていいんだよ
無理なんかじゃない
そんなに弱くない
お母さんが思うよりよっぽどしぶとく生きてる
だから決めつけないで･･･、私の限界を』
危うい世界に娘をいれる抵抗があったのだろう
兄が苦労してる姿を見てるからこそ余計に
でも私は。この世界にいたいんだ
その意志を伝えて真っ直ぐ目を見れば
ほんのり涙目の母が優しく笑った
母｢そう、だったのね･･･。
ダメね。
親になって親になる気持ちに気付いたけど
その事ばかり一生懸命に捕われちゃ
子供の頃の気持ちなんて忘れちゃってて
本当に嫌になるわ
Aのしたいようにしなさい
お母さんはずっと応援し続けるから」
絶対に揺らがない誰よりも強い味方
｢母親には頭が上がらない｣
その言葉の意味がやっと本当に分かったよ
母｢ただ、心配くらいさせて頂戴
大切な娘なんだから」
『･･････うんｯ』
母の前で感情を晒せたのは
もう何十年ぶりだろう
泣かないことが強さだと思っていた
感情を抑えることがよいと思っていた
それらが間違ってる。とまでは言わないけど
こういう時間が家族にとって
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なのだと知った。16歳間近の冬
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のあ(プロフ) - お願いします！ (2020年4月19日 8時) (
レス) id: 72cecb752f (このIDを非表示/違反報告)
Lin(プロフ) - のあさん» コメントありがとうございます^^ 少しでも読者の皆さんのご期待に添えるよう頑張りますので、今後ともよろしくお願いします！ (2020年4月19日 1時) (レス) id: 7cab0ad2aa (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - こんにちは！いつもみてます！続き楽しみにしてます！ (2020年4月18日 15時) (レス) id: 72cecb752f (このIDを非表示/違反報告)
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