１９５ 岩田sideーデビュー編ー ページ2
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Aを芸能界にいれよう
そう、臣さんと話をして決断したのは
アイツが中三の夏の終わり。受験シーズンだった
お世辞にもいいとは言えない家族の関係性は
いつ切れても可笑しくないくらい危うい糸で繋がれていて
だからこそ�牴搬沖瓩箸いν０賁菊鵑隆愀犬�消えた時
Aの中に他にもなにか残るよう
自分の力で立てるよう
良くも悪くも対人関係で社会にもまれる
芸能界という道を歩ませようとしたんだ
元々子供にしては端麗な容姿をしたやつ
モデルから全然生き残れると思ってた
その方向性を一気に覆したのは紅葉が散る頃
登坂｢なんだ、ギターなんてもって｣
『渡されたの』
中学生になったものの部活に入らなかったAの帰宅は早く
小学生の頃から変わらないルーティンで
仕事でいない時以外は俺の部屋に入り浸る日々
登坂｢弾けんの？｣
『まさか。3送会で弾く予定だった子が怪我しちゃったから代理を任されただけ
本番は音源流すから振りだけしてって
なんで私なんだろね』
それは間違いなくビジュアル重視されたからだよ
なんて言ってもスルーされるのがオチなので言わないけど
登坂｢代わりに俺が弾きに行ってやろーか？｣
『臣君弾けるの？』
登坂｢馬鹿にしてんだろ
こんくらい余裕だっつーの」
そう言って臣さんがギターを弾いたことが
Aの運命の別れ道だったのかもしれない
奏でられたのは最近よく聞く
漢字四文字のあのアーティストの曲
タイトルみたいに左右に揺れてリズムをとっていれば
ふと、ギターの音色に混じって他の音が聞こえてきた
『〜〜♪』
小さな鼻歌は次第に声へと変わり
俺たちに芽生えたほんの小さな期待を裏切ることなく響く
『今日がどんな日でも〜
何をしてようとも〜。僕はあなt･･････？』
たったワンフレーズ
本当に小さな声だった
それでも伝わってくるこのビリビリ感は
決して知り合いだからというエコ贔屓なんかじゃなく
素直にアーティストとしての感動
『あれ？止めちゃうの？私、この歌は知ってたのに』
とんでもない才能を見つけてしまった
と。
高揚感にも似た恐怖心を
俺は未だに忘れることができない
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のあ(プロフ) - お願いします！ (2020年4月19日 8時) (
レス) id: 72cecb752f (このIDを非表示/違反報告)
Lin(プロフ) - のあさん» コメントありがとうございます^^ 少しでも読者の皆さんのご期待に添えるよう頑張りますので、今後ともよろしくお願いします！ (2020年4月19日 1時) (レス) id: 7cab0ad2aa (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - こんにちは！いつもみてます！続き楽しみにしてます！ (2020年4月18日 15時) (レス) id: 72cecb752f (このIDを非表示/違反報告)
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