177 夢主side ページ33
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『何から何まで本当にお世話になりました』
12月の空にはまだ太陽の出ていない時間帯
マフラーぐるぐる巻きの完全防寒対策をして玄関に立ってご両親と向き合った私達
父「折角来て頂いたのに大したおもてなしも出来ず申し訳ない」
母「次来た時はしっかりご飯作るから
涼太置いてきてでも遊びに来てね〜」
片寄「実の息子!」
久々かつ突然の帰省だったからか
昨晩は盛り上がってあんまり寝れてないだろうに
わざわざ早くに起きたり、朝食を作ってくれたご両親には感謝しかない
片寄「じゃあそろそろ行くね」
『お邪魔しました!』
最後の最後まで優しいご両親に見送られ
呼んでいたタクシーに乗り込んで駅まで向かう
片寄「なんかごめんね
ただの食事がこんなことになっちゃって」
『ごめん要素ある!?むしろまた連れてきて欲しい!』
片寄「・・・それはどっちに?」
『全部!大阪もご飯屋さんも!
実家はご迷惑じゃなければ・・・。』
片寄「それは絶対大丈夫」
「ほら」と、言って見せられたのはLINEのトーク画面
母久々に顔が見れてよかったです。 次の帰省一人だったら出禁!
父元気そうで何より。Aちゃんとてもいい子だね 。LINE教えてくれ。
『LINE(笑)』
片寄「教えないよ」
『私はありだけど』
片寄「俺がやだ。用があるなら息子を通して下さい」
『あ、ヤキモチ?』
片寄「え・・・!ち、違っ・・・、」
『涼太君焦ってる〜
ふふ!平気だよ!ご両親はとらないから』
子供みたいでかわいい
とか、言って悶えてるAには
「そっちね・・・。」なんて落ち込んだ声とため息は届いておらず
さすがはアホ娘
『よっし!仕事頑張りますかー!』
色々と立て続けで余裕がなかったから
移動中に台本を読んで気合いの入れ直し
朝っぱらから葉月さんのお叱りが飛んできたけど
申し訳ないことに全然堪えたりはせず
むしろ心はおだやかで。
別に急激に何かが変わった訳では無い
強くなれたわけでも、解決策が見つかったわけでも
まだ、自分の道なんて分からないけど
少しだけ肩の荷が降りただけでも
だいぶ大きく心が変化した気がするんだ
そう、大きな価値を得た1泊2日のプチ旅行
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Lin(プロフ) - ミントさん» コメントありがとうございます^^* めちゃくちゃ嬉しい言葉に執筆欲が湧きました!! 更新が頑張らせていただきます!! (2020年1月5日 5時) (レス) id: 7cab0ad2aa (このIDを非表示/違反報告)
Lin(プロフ) - hartさん» コメントありがとうございます ^^* 中々更新が進みませんが・・・頑張りますねっ! (2020年1月5日 5時) (レス) id: 7cab0ad2aa (このIDを非表示/違反報告)
ミント(プロフ) - いつも続きを楽しみにしてます!!! 今個人的に1番推してる小説です...!!! これからも更新頑張って下さい!! (2020年1月5日 4時) (レス) id: 024149eee5 (このIDを非表示/違反報告)
hart - 続き楽しみにしてます!体調に気をつけて頑張って下さい!! (2020年1月3日 22時) (レス) id: 3bd5fd11ab (このIDを非表示/違反報告)
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