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Yt side
桜が舞い散る、美しい景色の中
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俺は恋というものを知りました。
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暖かい風が吹き、街を歩けばもうみんな春の服装
中にはアイスを食べてる人なんかもいる
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そんな中
僕は新しい、慣れない制服に身を包み
華の高校生として、春を迎える
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自分の高校生活は、
これからどうなっていくんだろう?
そんな淡い期待を寄せ、心を弾ませながら
俺は校門を通る
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中に入ると、みんな自分のクラスを確認し
泣いている人、喜んでいる人
クラス表がなかなか見えず、苦戦している人
そんな人達がわんさかしていた
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皮肉にも俺は、身長が低いわけではないため
嫌でも目立ってしまう
そして、さっ、と自分のクラスを確認し
教室の中へ入る
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中に入るともう既にグループが作られていて
みんな早いなー、と呑気に思いながら
自分の指定された席に座る
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何もすることがなくただぼーっとしていると
トントン、とふいに肩を叩かれる
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「…ねぇ、君が中島くん??」
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作者名:┼山田いちご┼ | 作成日時:2018年3月15日 10時