私の口は喋らなくていい事を喋るのが上手らしい*4部【名探偵コナン/トリップ】

158話 ページ30

結論から言わせてもらうと

純黒、始まってた


今？ベルモットと一緒に東都水族館だよ(白目)

連れ戻すシーンだよ、わかるね？


顔を上げると目深に被った帽子のせいで上の方は見えないが観覧車がゆったりと回っているのが見えた

…わあ観覧車だあ…

ていうか話しかけるシーンってことは…キュラソーがﾋｭｰﾝｽﾞｻﾞｻﾞｻﾞｽﾀｯ(語彙力)したシーンが目の前で見れる？？やばいね


「行くわよキトン」

「あ、はあい」

女優が被るようなハット(女優である)を被りサングラスをつけたベルモットは私の方を向き手招きした


ベルモットはキュラソーの元へ近付き、手すりに背中を預け話しかけた

…私これどうしとけばいいんだろう

とりあえず少し距離を置いて傍観しておくことにした

…うん、キュラソーさんやっぱり記憶無いな、ここまではちゃんと公式通りだ

ベルモットは着いてこない彼女に驚いたように振り返りインカムでジンにそれを伝えている

私はずーっとキュラソーさんを目で追っていた
端から見れば怪しい奴だが今更それを気にしても仕方ない
帽子を深く被る女と女優ハットを被りサングラスをかけた女の2人組がいる時点で怪しいからもう開き直って堂々とする事にした

時々視線は感じるが。

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