私の口は喋らなくていい事を喋るのが上手らしい*4部【名探偵コナン/トリップ】

153話 ページ24

ていうかなんでここにショタがいるんだ…？
というか何故姉貴呼び？ウォッカがジンニキに対して兄貴！って呼ぶのと同じ感じかそれともマジで姉弟なのか、後者なら困る、血筋はごまかせないバレる

どうしようか、と悩んでいた時ショタ君は口を開いた

「…姉貴、風邪か？」

「え？」

心配そうな顔を浮かべ、こてんと首を傾げるショタ君に首を傾げるとマスクを指差した

「あ、おう…心配ありがとなあ」

そう言い少し笑ってみせるとショタ君は寄ってきてポシェットから飴が入った袋を取り出した

「声も少し変だ、喉飴舐めるか？」

…嘘やろ、完璧に真似てたつもりだったのになーーーうわーーー怖い！！！

まだとりあえず姉貴だと思ってくれてるけど…うーん純粋だなあ！！！！おじさん申し訳なくて泣きそうだよ…ごめんな…君の姉貴気絶させちゃったわ…今下着にブランケット羽織ってるだけだわ…とても申し訳ない…私が着てた黒服着れたらよかったんだけど…君の姉貴出るところが出てて……辛い

それじゃあ一つ貰おうかな、と小袋を１つ掴みポケットに入れた

後でいただくとしよう…

「…ところでショ…んんん、君は何故此処に？｣

「姉貴に言われた通りちょくちょく見回りをしてるんだ！」

胸を張って言う彼はどうやら褒めて欲しいようでチラチラと私の方を伺っていた

あ〜〜〜〜純粋なショタかわいい

ショタ君の頭に手を置き偉いな、と撫でてやると気恥しそうに、しかし嬉しそうに笑った

…ショター！！！
えええええ、嘘だろ久々の純粋ショタに心の中のおじさんがぴょんぴょんしてる…
コナンくん？あの子はある意味純粋だけど違うやん？違うやん？？？

154話→←152話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す