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Amaryllis ページ5

真っ白いキャンパスに赤い絵の具がよく映える。
線を描いては、花をいくつも描いた。
気が済むまで、心が静まるまで。
我に返った時には、
いつもそう辺りは赤く染まっていた。
狂気すらも感じさせないほど、
何の穢れもない赤が僕には心地よく感じた。

その辺で僕の意識は途絶えている。

思い出そうとしても、思い出せない。
1部分だけ、記憶が盗まれたような感覚。
そういうことが、僕にはよくある。

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作者名：琉依 | 作成日時：2018年9月25日 12時

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