第42夜 ページ44
次の部屋はトロールが血だらけで気絶していただけなのでスルー
そしてさらに次の部屋へと向かう扉を開けようとしたが、僕が手を触れる前にあちらから開けられ中からハーマイオニーが出てきた
「A！？」
どうしてここに！？ といった様子のハーマイオニーだが僕は微笑みだけ浮かべて流した
『やぁ、戻るの？ハリーは？』
「ダンブルドアに助けを求めに行くの！ ハリーは先に進んだわ！」
『ふーん…』
ハーマイオニーの肩越しに部屋の中を覗くと、炎が部屋中に燃え上がり行く手を阻んでいた
『じゃあ、僕も先に行くから』
「まっ、待って！ この炎の中どうやって進むの！？ それより一緒にダンブルドアを…」
僕の手を掴んで引き留めたハーマイオニーに、僕は『大丈夫だよ』と笑みを浮かべて言った
『心配しなくてもダンブルドアはそのうち、ね
それより、ロンの介抱してあげてよ』
ハーマイオニーにそう言い聞かせ、僕は『
それにしても、どの試練も凄く簡単なものだったなぁ
ちょっと楽しみにしてた分、ガッカリかも
気を取り直して、扉に手を掛ける
さて、ハリーはまだ元気かな？
「"石"が見える…ご主人様にそれを差し出しているのが…でも一体、"石"はどこだ？」
部屋に入るとクィレル先生が大きな鏡を見詰めて何事か言い、ハリーが無理矢理鏡の前へ立たせられているところだった
何してるんだろうと首を傾げる僕に、まだ二人は気付いて居ないようだったのでこちらから声を掛けることにした
『何してるの？ 二人とも』
「なっ…！」
「A！？」
驚いている二人に近寄って僕も鏡を覗き込もうとすると、ハリーが「どうしてここに…」と聞いてきた
『え？ うーん、特に理由は無いんだけど…先生が行けって言うから…』
僕が微妙な表情で答えると、傍に居たクィレル先生が、いや正確にはクィレル先生の後方から声が聞こえた
「俺様が話す、直に話す」
「しかしご主人様…」
「言うことを聞け！」
地を這うような声にクィレル先生は情けない声を出し、頭に巻いていたターバンを取り始めた
すると現れたのは、人とは思えぬ血走った目の蛇のような顔だった
「この有様を見ろ、誰かの体を借りて初めて形となる姿を…
ユニコーンの血で生き長らえるのも終わりだ。さぁポケットの石を寄越せ！」
その形相にハリーはよろめき後退った
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一ノ瀬 潤(プロフ) - 深掘りしたやつ公開範囲制限されたのですね😭見れなくなって残念です (6月14日 22時) (
レス) id: de4baf91a8 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - はぁ⁉︎めちゃくちゃ好きなんですが~⁉︎読み始めたばかりなのですが、応援してます！！！ (2023年4月17日 21時) (レス) @page2 id: 58fc769308 (このIDを非表示/違反報告)
あまおうよりとちおとめの方が好き(プロフ) - 主人公の塩がちょうどいいくらいで好き (2023年2月2日 23時) (レス) @page27 id: 98a18d93d3 (このIDを非表示/違反報告)
Web版さん - この神作品を今の今まで知らなかったｯ！！もう最高です！主人公くんの心境とかの変化がゆっくり変わっていてとても読みやすいです！ あと「作者様って本派の人だｯ！」ってことに気づいてとても嬉しかったです！これからゆっくりではありますが一気読みしてきます！！ (2021年9月23日 21時) (レス) @page50 id: 902e47dacc (このIDを非表示/違反報告)
ネココロネ - こういう作品、ほんといいてすよね！もう、全部一気読みしてしまいました！ (2021年2月19日 7時) (レス) id: 58abb9e774 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾆﾉｺｺ
| 作成日時：2019年1月24日 23時
