122m ページ22
遠くから聞こえてくる私の大好きな音色。
あの顔に合っている低くて落ち着く声。
今まで1番ずっと聞いていたかったあの声。
でも今は1番聞きたくない声。
「ゆ...んぎ...」
体当りされたくらいの衝撃が体全身を覆った。
背中に感じる久しぶり脳での感覚。
YG「お前....ふざけんなよっ!!!!!なにしてんだ!!!!!」
初めて怒鳴られてビクリと縮み上がった心と体。
でも分かった告白された時みたいに密かに震えていた。
でもそんなのどうだっていい。
なんで私が怒鳴られなきゃいけないの?
私は何も悪いことはしてない。
「あなたが勝手に私の手を手放した。ただ、それだけでしょ。」
ゆっくりとユンギの胸を押し離れた。
「愛してる。って本気だと思ってた。本気で愛してくれてるとばかり思ってた。」
YG「当たり前だろ!愛してるに決まってんだろ!」
「じゃあ、なんでっ!!!!!なんで黙って元カノに会ってたの?...offの日もメンバーが仕事から帰ってきても朝から夜中までユンギは帰ってこなかった...」
YG「それは...」
「ごめんね。私、愛してる人の浮気を黙って黙認出来るほど器用じゃないの...頑張ってユンギを好きじゃなくなるようにするから、もう少しだけ待って?...だからもう電話してこないで。あなたのこと忘れさせてよ。
バイバイ。愛してたよ。」
YG「おいっ!待てよっ!!!Aっ!!!!」
涙を必死でこらえ、ユンギから1m...
2mとまた離れていった。
事務所からあのコンビニまでの15mよりずっと...
ずっと遠くへ。
もうユンギに見つからないように。
会わないように。
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あっぷる - 知らない内に涙が出てました!これからも頑張ってください!応援してます! (2019年3月20日 19時) (レス) id: 60b9dd190d (このIDを非表示/違反報告)
うぃむ。(プロフ) - #ユンミユさん» ありがとうございます (2018年9月30日 4時) (レス) id: c574b5e0ae (このIDを非表示/違反報告)
うぃむ。(プロフ) - ゆんぎゆんぎさん» ありがとうございます。新しいユンギの作品を準備しておりますので、また見に来ていただけたら嬉しいです。 (2018年9月30日 4時) (レス) id: c574b5e0ae (このIDを非表示/違反報告)
うぃむ。(プロフ) - すももさん» ありがとうございます (2018年9月30日 4時) (レス) id: c574b5e0ae (このIDを非表示/違反報告)
すもも(プロフ) - この物語すごく大好きです!! (2018年9月30日 0時) (レス) id: df552f84fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:むう | 作成日時:2018年6月7日 21時