37話-You side- ページ37
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私は、その子に素っ気ない態度を取った。
また、一度話をして
どうせ離れて行っちゃうんだと思ったから。
でも、その子は離れようとせず、私に話しかけてくれた。
そこまで、私と話そうとする姿を見ると、
期待しちゃう…。
A「【手話、できるんだね？】」
そうしゃべりながら手を動かして返すと、
その子は嬉しそうにキラキラの笑顔を浮かべた。
？「【私は苅田あやみ。最近、覚えたの！】」
A「【私は芦屋A。
なかなか、できる人いないからすごいよ。】」
あ「【ありがとう！
これから、もっと覚えたいんだ〜。】」
そう話す彼女に、偽りは感じなくて、
私もさらに話してみたいと思うようになった。
そして、休み時間が終わるころ。
あ「【そろそろ、席に戻らなくちゃね。】」
A「【そうだね。】」
あ「【じゃあ、あとでまた話そ！】」
え、ほんと？
あ「【私は芦屋さんのことをもっと知りたい！
あと…。
芦屋さんと友達になりたい！】」
A「【え…。ええの？私で良ければ。】」
あ「【やった！ありがとう！
じゃああとでね。】」
A「【うん。】」
彼女の自然な笑顔と無垢な希望に
私は上辺だけの関係じゃなくて、
ちゃんと私のことを理解しくれる存在だと思った。
周りは相変わらず私のことを邪魔者扱いするけど、
彼女だけは違った。
周りの人たちが冷たくて当たりが強い北風なら、
彼女は明るく温かく身体を包み込む太陽のような存在だった。
それからお互い呼び捨てで呼び合い、
親友と呼べるような存在になっていた。
私は、あやみがいてくれてよかった。
心からそう思っていた…
・
・
でも…、
・
神様はひどいくらい意地悪だよ…。
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あきおーはま(プロフ) - まいまいさん» コメントありがとうございます！完結まで頑張りたいと思います！！ (2018年5月29日 19時) (
レス) id: 071471cc89 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい - 頑張って下さい。!!(⊃ Д)⊃≡ﾟ ﾟ (2018年5月29日 11時) (レス) id: 46ed081ddd (このIDを非表示/違反報告)
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