34話 ページ34
芦屋さんは、俺の顔を伺いながらも、
自分のことを話してくれた。
A「私は生まれつき片方しか聞こえなくて…。
更に追い打ちをかけるように、
こっちの耳を聞こえにくくなってきて…。
今は、補聴器があっても少ししか聞こえないんです。」
そうか…。
芦屋さんの話を聞いていると、
今までの振る舞いに納得がいった。
A「あっ、今は�霤弔気鵑寮爾呂茲�聞こえます。
妨げるものが無いんで。
私が住んでいた東京では周りの音が邪魔して
声が全然聞こえないんです…。
だから、中学時代までは意思疎通ができなくて、
友達もいなかった…。」
崇「耳が不自由なことは言わへんかったん？」
A「結構、グイグイ来る人が多くて言うタイミングが無くて…。」
確かに、
芦屋さんって自覚無いやろうけど、
美人やし、頭ええし、振る舞いも素敵やし…
今でも納得がいくけど、
当時もきっとモテモテやったんやろうな。
でも、正直やけど少し控えめそうな彼女は、
言いたくても言えなかった…のか。
A「でも、会話がつながらないことがわかった瞬間、
どんどん人が離れて行ったんです…。」
崇「そうか…、辛かったやろな…。」
俺は、自分より辛い経験している芦屋さんに対して、
そんなことしか声をかけられないことにもどかしさを覚えた。
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あきおーはま(プロフ) - まいまいさん» コメントありがとうございます！完結まで頑張りたいと思います！！ (2018年5月29日 19時) (
レス) id: 071471cc89 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい - 頑張って下さい。!!(⊃ Д)⊃≡ﾟ ﾟ (2018年5月29日 11時) (レス) id: 46ed081ddd (このIDを非表示/違反報告)
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