【魔入間】財団職員、魔界へ転生しても働きます

十二話 ページ14

確かウァラク・クララだったかな。ある意味では有名人だけど…噂が宛にならないのはSCPで嫌と言う程実感してるからな……


アズ「ウァラク・クララ。かなりの変人と有名です。懐かれると面倒なので皆近づきません。中にはちょっかい出す者がいますが、絶対関わらない方がいいですよ…」


悪魔らしいと思うのだけど……ちょっと待つんだ。先程やって来たダンダリオン先生が此方に気が付いたんだが？


ダンダリオン「入間君、バエルさん、それとアスモデウス君だったね」

ウァラク「入間、バエル、アスモデウス！」

ダンダリオン「後は任せた！」


そう言われた瞬間、魔術で宙に浮かせられた。そしてまとめて縛られそうになったので私は手持ちのナイフで紐を切ろうとした。だけど普通に考えて魔術の紐が切れるとは思えないね。うん。止めよう。

私達が飛ばされた後、ダンダリオン先生は"教科書忘れてるよ〜！"と言って教科書も一緒に飛ばしてきた。誰のせいだ。


────中庭にて────


ウァラク「入間ち！Aち！アズアズ！何して遊ぶ？」

入間「入間ち？！」

アズ「アズアズ？！」

「そのあだ名は初めてだね」


前世でもあだ名があったけどAちは無かったかな。A怪人と呼んだDクラス職員がいたけどソイツは例の原因不明のSCPへの探査に送り込んでやった。だって探査監督私だし。

ところで血みどろ家庭崩壊ままごとセットは物騒すぎやしませんかね？


ウァラク「入間ちは庭の木お願いね！」


何その文化祭の劇とかで謎にある植物の役割！そして入間君は何故か知らないけど心を打たれてる。今更だけど……さては入間君、重度のお人好しなのかもしれないね。

その後も入間君は風の役もやっていた。もはや無機物！……ツッコミ所が多すぎて最早平常心を保つのがキツくなってきたんだけど……


ウァラク「入間ち！次はペットの魔犬、お願いね！」


そして、入間君は完全再現していた。もう何もツッコまないよ。しかし此だけは言わせてくれないかな。プライドは無いのプライドは！


ウァラク「Aちは私の夫、アズアズは私の夫と不倫する隣人の未亡人ね！」

アズ「ふざけるな！！そもそも入間様がペットなどとッ…！」

入間「いいよいいよ一緒にやろAちゃん、アズ君！」

アズ「ゥ……さっさと別れなさいな！！」

「待って誰か内容に突っ込んでくれないかい？！」


いくらなんでも内容がドロドロ過ぎるでしょ？！本当にみんな十四歳？…まあやるしかないのか

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