本当のとこは？ ページ18
相澤先生とオールマイトが私と両親を合わせてくれた……んだけど
「ち、が……」
夢で見たのとは全く違う男女がやって来た。
恐らく貴族が作り出した偽物の両親だ
私の居場所を突き止めるためにわざわざ作ったに違いない…
「ごめんね…貴女に辛い想いをさせて」
「っ、！？」
「でも仕方なかったの！
私達だって辛かったから仕方ないの！」
手を握られ、驚き何も言えない私にひたすら演技をしてるかのように言葉を並べていく
(そっか…居たとしても来るわけないか)
夢で見た事を思い出す。
私の個性を見てすごく嫌そうな顔をしたんだもん
最初から捨てるつもりで_______
「_______だから、私達と一緒に行きましょう」
「……」
「やりなおしましょ？」
手を掴む力が強くなった。
どうしても連れ帰りたいのだろう…いや、連れ帰らなきゃ自分達に不都合があるんだ。
「…じゃ、ない……か？」
「今なんて？」
「本当の私の両親を知ってるんじゃないですか？」
「え……」
「あ、」
自分の言った事に口を塞ぐ
こんな事言うつもりはなかったのに…
ただ『両親ではないでしょ』って言いたかっただけなのに
また静かになった部屋を見回すと
私の隣で驚いた顔を見せる勝己
オロオロ落ち着かない様子で私を見るオールマイト
それと、恐らく"こうなる事"を予測してたかのように冷静な顔をしている相澤先生だった。
「悪かったなA」
最初に口を開いたのは相澤先生。
「なにがでしょうか…」
仕組んだのはこの人だったのかと少し驚いた。
私を売る為にわざわざこんな事をするような人だったとは思えなかったから…
「この紋章を付けている奴の話を聞きたくてな」
「ひっ！？」
相澤先生は私の目の前に立つ男女を首に巻いている布で縛り、襟元についたシルバーバッチに触れた。
「簡単な事を聞くだけだ」
何故か私の顔を見てそう言った。
「お前らの街でこの少女を閉じ込めていた…
間違いはないか？」
「……」
その問にどちらも応えようとしない
答えられないのか、答えられないのか
「…まぁ、いいだろう」
溜息をつきながら布をきつく締めていく
「あ、相澤くん！やりすぎは…」
「手加減はしてますから」
その言葉で胸の中のもやもやが消えた。
これは相澤先生の私怨か何かだと分かったから
「ねぇ、先生」
「なんだ」
「一体先生は何を探しているんです？」
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猫太(プロフ) - 黒猫さん» ありがとうございます！出来るだけ早く更新できるように頑張ります！ (2017年12月28日 11時) (
レス) id: 89a089bb8f (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - 更新楽しみに待ってます(*^_^*) (2017年12月26日 22時) (レス) id: 04cf0d7a4d (このIDを非表示/違反報告)
猫太(プロフ) - りんご飴さん» ありがとうございます！お楽しみ頂けるように頑張ります！ (2017年12月24日 16時) (レス) id: 89a089bb8f (このIDを非表示/違反報告)
りんご飴 - 凄いです！ＥDのやつですね！続き楽しみに待ってます！ (2017年12月24日 15時) (レス) id: 65eac10195 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫太 | 作成日時：2017年12月21日 13時
