勝ちたい ページ15
「今なんて言いました？」
私の耳が可笑しくなったのかと思ってオールマイトに聞き返す。
間違いじゃなければいいんだけど…
「A少女は轟少年と手合わせを「嘘だっ！！」
やっぱり聞き間違えじゃなかったわ。
戦闘訓練はいずれやると思ってたけど まさか初戦で轟さんってありえる？
「大丈夫だよ！Aちゃんの個性は強いし____」
「え、あ、うん？」
隣にいた出久くんがノートを広げて饒舌に私の個性を語っていく…のを勝己が遮った！
「とりあえず殺す気でいけ」
「えっ」
「クジで決まったんやし仕方ないよ！頑張って！」
「が、頑張る…」
結局 お茶子ちゃんに励まされて戦闘をする事にした
戦闘スペースは白線を引かれただけの岩場で障害物も何も無い。
ただ、改めて轟さんを目の前にすると恐怖を感じる
「おって柔らかに…」
「あぁ」
裏返った声に口を閉じると冷たい眼差しで睨まれる
それと同時に戦闘開始を告げる相澤先生の声が…
「ひっ！？」
始まりと同時に私の元に鋭い氷が走ってくる
避けるのが遅れて右手が凍ってしまった。
「悪ぃな。これで終わりだ」
一歩づつ近ずいて来る轟さんの姿が私には恐怖でしかなかった。
(どうしよ。石持ってる方の手が…これだと攻撃が…)
そう思ってる間にも彼は近ずいて来る。
距離にして4ｍくらい
今私に出来ることはひとつだけある
それに賭けるしかない…んだけど
「絶対勝己に怒られるよね…」
うん、確実に怒られるだろう。
だけど 何も出来ずに終わるのは嫌だから
「個性の話聞いて強い奴かと思った。
けど そうじゃねぇんだな」
目の前に来て冷たい瞳で睨まれる
至近距離で睨まれると更に怖いと確信する。
傍から見れば 圧倒的な実力にねじ伏せられる私に見えるんだろうけど
「私は負けたくない！！」
「なにいっ「爆ぜろ！」」
私の言葉で右手に持つ石…4つが大きな爆破を起こす
その大爆発で轟さんは少し後に飛んだ。
「ってぇ…」
ゆっくりと立ち上がる彼に一つ石を投げて
「捕らえろ」と小さな声を出すと あっという間に身動きの取れないぐるぐる巻きになった。
「A少女……WINNER！！」
オールマイトの声を聞いて安心と共に手に激痛が…
右手は爆発の衝撃に耐えきれずに皮がめくれて 指も折れているだろう。
私の元に勝己、出久くん、お茶子ちゃん、飯田さんが走ってくるのが見えたけど 意識が持たなかった。
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猫太(プロフ) - 黒猫さん» ありがとうございます！出来るだけ早く更新できるように頑張ります！ (2017年12月28日 11時) (
レス) id: 89a089bb8f (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - 更新楽しみに待ってます(*^_^*) (2017年12月26日 22時) (レス) id: 04cf0d7a4d (このIDを非表示/違反報告)
猫太(プロフ) - りんご飴さん» ありがとうございます！お楽しみ頂けるように頑張ります！ (2017年12月24日 16時) (レス) id: 89a089bb8f (このIDを非表示/違反報告)
りんご飴 - 凄いです！ＥDのやつですね！続き楽しみに待ってます！ (2017年12月24日 15時) (レス) id: 65eac10195 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫太 | 作成日時：2017年12月21日 13時
