ホームレスにはなりたくないです。【2】

#59 ページ15

時刻は午後7時。




『まだかなー。』




そう思ってケータイの画面を開くと





《今おわった》



《遅くなって悪い》






『タイミングばっちりじゃん』






《りょーかい、3本先の裏道で待ってるね》





何食べようかなー




焼肉？お寿司？ピザ？




そんなことを考えながら事務所の裏道に向かった








｢あれ？A？｣









『っ、白濱さん。』






「まだいたんだ」






『あ、いや』







亜嵐「あ、玲於か」







『まぁ、そんな感じです』







亜嵐「俺との約束も延期になってるんだからね」









『覚えてます』








「何してんの」






『玲於！』





まって、怖い怖い。



この状況もまぁまぁ嫌な感じだけど何より玲於の顔が険しすぎる！








亜嵐「じゃあ、連絡まってる。またね。」








『はい』






そう言って白濱さんは私の肩をぽんと叩いて捕まえたタクシーに乗り込んだ。

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