貴方が泣いて。° ページ27
『…もう、泣かないで』
普段から泣く彼も、あまり泣かない彼も、その涙の理由は様々。
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「…本当か?」
『子供ができたよ』懐妊のお知らせ。
貴方と歩んで来た道を、これから3人で歩んでいく。密かに考えていた事実を目の当たりにして、思わず涙を溢した。「良かった、良かったゾ」そう言って泣きながら笑う彼は、甘く、幸せそうだった。
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「ふざけんな、毎度毎度心配かけて…!!お前が、居なくなるとか…!」
戦争で重症をおった貴方。
意識を戻すと、らしくない涙をポロポロと溢し叫ぶ彼の姿が。貴方が『ごめんね、トントン』そう言うと「ほんまや、馬鹿…」と抱き締められた。貴方ともう笑えなくなるんじゃないかと、彼は絶望しかけていたんだ。
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「良かった、良かっためう…!!」
プロポーズを彼から受けた。
貴方が喜んで了承すると、彼の目から安堵の涙が。閉じられている筈の目は愛しそうに貴方を見つめ、男の人を感じさせる体は貴方を大切に包み込んだ。「必ず幸せにする」そういう彼は、どれ程輝いていただろう。
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「Aちゃん、僕な、僕」
いつもより心なしか暗い彼に会った。
貴方がさりげなく聞くと、彼の頬を一つ二つと涙が伝った。「嘘は上手い方なのに、何で分かったんや」そう呟く彼に『貴方が好きだから』と返すと、安心したのか、弱々しく背中に腕を回された。
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「行くな、行かんといてくれ…」
貴方に戦争命令が下った。
どうやら次はこの国と同じくらい強いらしく、生きて帰らせないと暗に言われているようだ。「行くな、もう何処にも…」そう言って涙を溢し貴方の腕を掴んで離さない彼は、貴方を失う事に無意識に怯えていた。
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「お前が好きやってん、ずっと」
片想いを告げられた。
貴方が頷けば、「よかった…心配やったわ」と泣きながら笑う彼。『よろしくね』照れ臭そうに微笑めば「後悔させへんから」と抱き付かれた。涙を一生懸命拭う彼は、何とも言えない綺麗さだった。
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「…俺は、お前をまだ、好きでいていいんか?」
すれ違ったまま時だけが過ぎて。
貴方を呼び出し、彼は静かにそう聞いた。『…私はまだ貴方が好きだよ』と彼を見つめると、彼の目から涙が溢れた。「嫌われたかと思ってん」そう子供のように泣きじゃくる彼は、貴方を強く抱き締めた。
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峠(プロフ) - Chio_さん» リクエスト承りました!詳しくありがとうございます、お待ちください! (2019年3月16日 17時) (
レス) id: d4f842234d (このIDを非表示/違反報告)
Chio_(プロフ) - ２度目になってしまうのですが、リクエストお願いしたいです！股ドンしてみた。とか見たいです！股ドンする方が夢主でもわえわえでもどちらでも大丈夫です！ (2019年3月16日 16時) (レス) id: 8df7c484b7 (このIDを非表示/違反報告)
峠(プロフ) - 雪菜さん» リクエスト承りました!!いつも閲覧ありがとうございます、お待ちください!! (2019年3月16日 11時) (レス) id: d4f842234d (このIDを非表示/違反報告)
雪菜(プロフ) - リクエストお願いします。夢主に一目惚れをした彼らの反応を見てみたいです。宜しくお願いします。 (2019年3月16日 10時) (レス) id: 326cd46c38 (このIDを非表示/違反報告)
峠(プロフ) - irumikaさん» リクエスト承りました!!いつも閲覧いただきありがとうございます、しばらくお待ちください! (2019年3月15日 22時) (レス) id: d4f842234d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：峠 | 作成日時：2019年2月25日 16時
