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ラウールside
Aちゃんから電話があった次の日。
学校が早く終わったから
集合時間よりも1時間も早くレッスン場に到着した。
『まぁ、ちょっと早いけど
佐久間くんとか康二くんはいつも早いし
誰かしらいるかな...』
なんて呟きながら扉に手をかけると
中から聞こえてくるのは耳馴染みのない楽曲。
『誰か使っているのか...？』
なんて考えて、なかなか中に入れないでいると
深「あれ、ラウ？どうした？」
翔「なんで入らないの？」
舘「なんかあった？」
なんてメンバーが続々集まってくる。
『なんか誰か使っているから...入りにくくて...』
蓮「あれ？この曲...」
康「欅坂さんの不協和音やんな？」
阿「Aが昨日グループ通話していたでしょ？
あれ、今度の仕事の相談で...」
翔「Aが相談なんて珍しい！」
阿「うん。今度、欅坂さんから直々にオファーをいただいて、不協和音をコラボするんだって。
多分、その練習じゃない？」
佐「え？あの曲を踊るの？」
『そっか、Aちゃんだったのか...
俺が1時間前に来た時から音が聞こえていたから...
Aちゃんが振り入れにこんなに時間がかかるのは珍しいね...』
深「珍しいな。相当、難しいのかな？」
なんて不安に思いながらもレッスン場に入ると、
そこには汗だくになって踊っているAちゃん。
振付師「よし、もう終わり！
明日、欅坂さんと合わせて、そのまま生放送になるから。体調整えておけよ。」
「..っ...はい、ありがとうございました。」
そう言うと、こちらを振り向きもしないで
一人廊下に出て行った。
深澤「お疲れ様です。」
振付師「お疲れ様。
A、だいぶキツそうだったから
お前らも気にしてやって。」
深「キツそうって...どっちですか？」
振付師「メンタルの方。
昨日も夜遅くまで、これまで欅坂が披露してきた
不協和音の映像を何度も見返したり
何度も歌詞を読み返したりして
自分の中で完璧に世界観をつくってきた。
今回は急遽決まったコラボだから
スケジュールもバタバタで明日には本番なんだ。」
『さっき聞こえたんですけど...
明日って、生放送なんですか...？』
振付師「そう。失敗できない状態での生放送。
かなりプレッシャーを感じていると思う。
正直、これまで見たことがないAだった。」
『そんな...』
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切な - 移行おめでとうございますー！お忙しいかと思いますが、更新楽しみにいつまでも待ってます〜 無理せず、体調や暑さ等にはお気をつけくださいね。陰ながら応援しております！ (2020年8月25日 20時) (
レス) id: f2db21a162 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスと熱中症に気をつけてくださいね (2020年8月23日 18時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるくてぃー
| 作成日時：2020年8月23日 14時
