ローズヴラドの甘美な罪【3L可募集企画】

◆学園説明 ページ7

帝都立ローズリア学園

未だ若き吸血鬼の勉学の為に200年前建てられた中高一貫の全寮制学園。授業は選択制。
元々はニンゲンは食糧の為に導入されたものだったが、理事長であり帝王のローズリア様の御意向により一定量の血を差し出す事によって生徒として在籍できる事になった。

その名残として毎夜吸血鬼に献上する為の採血をする日がある。
トーキョー、リヤド、ロンドン、モスクワの各牧場から、育ちの良いニンゲンを入学させている。
その為、入学前仲の良かった親友と能力差により引き離され、自分が学園生活を過ごせているが親友は永遠に家畜…という事も少なくない。
また、稀なケースとして吸血鬼の召使いとして使えているニンゲンの生徒もいる。
牧場生まれのニンゲンの中から選ばれ召使いとして返り咲いたニンゲンと牧場育ちのニンゲンとでは差は激しく、召使いのニンゲンは場合によっては吸血鬼の同じ制服を着れたり、使えている主人の権力があればある程優遇される。その為牧場生まれのニンゲンにとっては憧れの的である。

寮は全てで紅薔薇、蒼薔薇、黄薔薇、白薔薇、黒薔薇の五つあり、入学時の占い師による深層心理鑑定の結果により寮分けされる。どの寮も個性が豊か。
薔薇という名前が付いてる為花言葉に因んでいる訳でも無い。
同じ志を持つ仲間が揃った上での雰囲気な為、実際の花言葉と違う事も。
また、寮に入った後でも学校生活の素行により寮の移転等の選択も出来る。大体のニンゲン、吸血鬼は紅、蒼、黄の内どれかの素質を持ち合わせており、その中でも悪(黒)に近いか、善(白)に近いか、素質の中でもどれが強いか、等が判断基準になる。
また、一発で決められる事もあるが多くはない。

洋風の大きな城の様な造りで、迷子になる程の広さ。
深い霧に覆われた迷いの森の最奥に佇む特別な立地の為学園から許可無く外出した場合遭難する。
学園の中は一つの街と同等の敷地で、学園内の生活に困る事は無いに等しい。

制服は黒色に各寮のラインが入った豪奢で上質なもの。
勿論、ニンゲンがそう着れる物ではなく、吸血鬼の中でも上階級の者のお気に入りで無い限り着る事は許されない。
その為、ニンゲンの制服は質素なものになっている。
どの寮に入っているか分からない為、寮の色の名札を付ける事が義務化されている。

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