ローズヴラドの甘美な罪【3L可募集企画】

◆牧場説明 ページ5

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牧場
ニンゲンを育て、その新鮮な血肉を提供する為の国家直轄の機関の通称。
沢山の吸血鬼がそこで家畜の指揮監督として務めている。

ロンドン、モスクワ、リヤド、トーキョーの四つの都にそれぞれ一つずつ牧場が存在し、11歳以外の子供達はその中で閉鎖的な空間での生活を強いられている。
だが、12歳までの学力測定テストの成績が優秀なニンゲンは学園に入学する権利を得る事が出来る。

中には牧場での生活の中で、吸血鬼に気に入られ召使いとして買われていく家畜もいる。
しかし確率は驚く程少ない。

それが叶わず、学園に入学出来なかった12以上の子供はその中で頭の良さ悪さで二つに分けられる。
一つは繁殖用家畜。学園に行く事は叶わなかったものの、そこそこ頭が良い家畜は繁殖用となり、年下の家畜の親代わりの世話、繁殖活動を行う。

次に食肉用家畜。頭の悪い家畜は食肉用となり、今までの様な生活は営めなく、美味しい血にする為だけの栄養過多な食事を強制的に与えられ、酷く粗末な環境で永遠に飼い殺しにされる。

また、生まれてすぐはアルファベットの識別番号が振られているが、物心付いてからは生みの親の繁殖用家畜に苗字と名前を与えられる。だが、時折自分で名乗り出す子供もいる。召使いとして選ばれた家畜は苗字を強制的に捨てさせられ、使える主の苗字になる。

繁殖用家畜には大体与えてもらった名字に受け継ぐ義務があるが、食肉用の家畜は苗字と名前を奪われ、生まれてすぐに与えられるアルファベット順の管理番号で管理される事になる。

構造
牧場の殆どがそれぞれの街並み、文化に合った造りであるが、構造は全て同じ。

最上階は3階、最下層は地下4階の計7階層。
U文字型の造りで、十分に運動出来る程の広さの中庭がある。
基本的に階層にはエレベーターで移動。誰も分からない場所に隠し通路があり、吸血鬼らにとって見られたく無い情報が完全に遮断出来る。

◆3階
家畜寝室、休憩室

◆2階
図書館、自習室

◆1階
広間(走り回れるほど広い)、食堂

◆地下1階
採血場、医務室、風呂場

◆地下2階
幼児管理ポット室、ボイラー室(立ち入り禁止)

◆地下3階
教室(学力測定テスト会場)、繁殖用家畜寝床

◆地下4階
懲罰室(拷 問部屋)、院長執務室、食肉用家畜寝床、食肉用家畜給餌室、重要書類管理室(立ち入り禁止)

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