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「…………A。何故ここにいる」
「ま、怪しいと思えば手は打ちますよ。相澤先生の考え怖いんですもの」
くるり、と私に向けられた視線は4つ。
プッシーキャッツのお二人方の唖然とした視線と、呆れたような相澤先生の視線。
そして、プッシーキャッツに着いて来た異様に目つきの悪い子どもの驚いたような視線だ。
「へぇ、アレを避けられちゃうんだぁ…」
ニタリと不敵な笑みを浮かべたのは、青い衣装をまとった方のプッシーキャッツさん。
もう片方のプッシーキャッツさんは感心したように頷いている。
「いい生徒だね、イレイザー」
「…これは授業の一環だ」
やれやれとでも言いたそうに首を横に降る相澤先生。
その目がギラリと私を捉える。
「行け」
…ですよねぇ。
有無を言わさぬその態度にため息を吐く。
渋々柵へと近づき、切り立った崖を覗いた。
クラスメイトたちはすでにもう森の奥に入り込んでしまっているらしい。
時折派手な爆発が起こり、氷山のようなものが見えるところが現在地だろう。
「…はーい」
柵に足をかけた時、ポケットに入った最後の一粒のチョコレートの存在を思い出した。
それを取り出して、目つきの悪い子どもの元へ。
「ポケットの中じゃ溶けちゃうから貰ってくれる？」
手に無理やり握らせて、帽子越しに何度か頭を撫でる。
そして今度こそ、柵から飛び降りた。
…ついでに『書き換え』の方を伸ばすか。
体を包む浮遊感に、体を衝撃に耐えられるように『書き換え』。
さらに長期の運動に耐えられるように心臓を強くし、足も長距離型に『書き換え』た。
おまけに地面に着いた右足をバネのように溜める。
「…、よッ…っと」
強く勢いをつけて地面を跳ね返す。
木々を避けるようにして足を継続的に動かした。
与えてもらった動体視力がギリギリ着いてこれるくらいをキープする。
ああ、プッシーキャッツさんの土でできた魔獣が襲いかかって来る仕様なのか。
しばらくかけ続けると、左右から土でできた何かが妨害してくる。
しかし土でできているからか、巨体であるせいか、『書き換え』た私に着いてこれるものはいない。
クラスメイトを襲った土の津波は、『交換』の方で凌いだ。
…一時間は持たないから、時間配分しないとなぁ。
プロヒーローである彼女たちで三時間。
つまり私たちはそれ以上かかるというわけだ。
体力と個性の配分は、慎重にならざるを得ないだろう。
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ヒヨコ(プロフ) - こんにちは、とても大好きです。← ただ１つだけ。84の戦闘シーン、exchangeではなくreplaceの場所がないでしょうか？replaceが置き換えだと認識してるので、ちょっと違うかも？となりました！更新楽しみにしてます！ (2018年10月1日 15時) (
レス) id: 1a5754497d (このIDを非表示/違反報告)
あっぷる。 - No,2ヒーローがベストジーニストになってませんか？気のせいならすみません。 (2018年9月17日 16時) (レス) id: b076da837c (このIDを非表示/違反報告)
碧 - うわあああ好きです！！夢主ちゃん頑張れー！ (2018年9月9日 11時) (レス) id: 1914631717 (このIDを非表示/違反報告)
たまごぼーろ。(プロフ) - いけいけ夢主ちゃん！姫をぶん殴れ！！ (2018年9月7日 10時) (レス) id: acb2629ba7 (このIDを非表示/違反報告)
あっぷる。 - いけいけかっちゃん！夢主をおとせ！← (2018年8月23日 22時) (レス) id: b076da837c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘夏蜜柑
| 作成日時：2018年7月11日 21時
