【テニプリ】とても可愛いお姫様だね part 2 (ページ33)

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貴「メガネ…返してください」

ため息を吐いてから、テニス部御一行をとりあえずリビングに招き入れようとした…

が、メガネがない

幸「無くても見えるでしょ？」

…見えるけど

精市さんの背後で何か凄い勢いで書き込んでいる柳さんは見えないということで

貴「…皆さん…何しにここにいらっしゃったんですか？」

顔が引き攣るのを精一杯抑えつつ、そう聞いた

幸「え？もちろん…ね？」

ね？の所で、全員がボストンバックを掲げる

…泊まりに来たという？

貴「…わかりました…なのでメガネを返してください」

返さないと家に上げないというと、すんなり返してくれた

あたし的には帰って頂いた方が良かったのだが

リビングに案内しながら、あたしが思ったことは…

…肉足りねぇ

だった

貴「雅治、勝手に漁らないでください」

「柳生さん、真田さん、破廉恥だと言うのならおかえりください」

「…丸井くん、勝手にお菓子探しに行かないでください、ここにありますから」

「…切原くん、そこは私の寝室なので入らないでください」

…なんなんだよ…遠慮してくれ…

静かにしているのは、精市さんとジャッカルくんと柳さんだけ

雅治と丸井くんと切原くんはあたしの家を探索するし、柳生さんと真田さんはなんか破廉恥だといっているし

柳さんは…静かだけどなんかずっと書いてるし

幸「…皆ちょっと落ち着きなよ」

「「「「イエッサー！！！」」」」

思わず拍手を送ってしまった

…だって、見事に揃うんだもん

精市さんの黒い笑顔に、全員が返事をして大人しくなった

返事をして無かったのは静かにしていた柳さんとジャッカルくんだけだったよ

貴「…私、買い物に行ってきますね」

「「「一緒に行きます！」」」

貴「…全員ですか…？」

幸「…俺達の食べる量、凄い多いよ？」

貴「…じゃあ、行きましょうか」

途中でお金下ろして行かないと…

通帳がバックの中に入っている事を確認して、家の鍵を持った

…っていうか、こんなに人寝れるかな？

幸「大丈夫だよ、俺たちは雑魚寝で」

…読心術は困るかなぁ…

そう思いつつ、靴を履いて外に出る

…立海の近くのスーパーだけど…立海生に見つかったら面倒くさいな

そんな事をはじめは考えていたが、そんな考えはスーパーに着いた途端に消え去った

貴「……………ちょっと待ちましょうか、皆さん」