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スタスタ(((((*´・ω・)

私はまだ慣れていない校舎で迷いそうになりつつ、何とか体育館に着いた。

ふ、ふぅ…るぅとさんもいないし…大丈夫…かな?

私はそう思った瞬間、体から力が抜けてその場で座り込んだ。

これから…何を言われるんだろ、

その事を考えると涙が出そうになった。

それを誤魔化すために私は深く大きく息を吐いた。

すると
あ「え、はや。なに?w楽しみだったの?wきしょいんだけど。」

安定の暴言を吐きながら明莉が登場する。

『ごめん………。』

私は必死で答える。

あ「じゃあ…本題に入るわw」

明莉はそんな私を見下したように見つめてそう言った。

あ「あのさー。昨日の夜も言ったと思うんだけど。あんたの存在ってほんと邪魔なの。」

………。

私の心にその言葉は大きくのしかかった。

おかしいな…知ってたはずなのに…。

そんな私を見ても明莉は続けた。

あ「だからさ。いっその事…消えてくれない?」

『え…』

言っていることがすぐに理解できなかった。
ただ、鼓動は速くなり、恐怖と悲しみに私の心は包み込まれた。

あ「要するに…死ねってことだよwバカだからわかんなかった?wもちろん…事故死! それだったら、私が罪を着る必要もないしー?wあんたのせいで人生無駄にしたくないもんwwww」

明莉は勝ち誇ったように笑いながらそう言った。

私の脳内は“死”という言葉がグルグルと回っていた。
絶望の狭間に心だけ取り残されているような感じだ。

心が痛くて痛くて、もう、自分が何なのかすら分からなくなった。

私が死ねば、明莉は苦しまずにすむのかな、
あの時の明莉の悲しみに歪んだ顔をもう、見なくてもすむのかな…。

私はもう、そう思ってしまっていた。
ずっと憎くて憎くて仕方がなかった自分の体から解放されるのは、私にとってむしろ良いのかもしれない……
私がそんなことをふと頭にうかべた
その時…

る「やっぱりそんなことだったんですね。」

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サラミ - 初コメ失礼します。とても面白かったです。更新は主様のペースで無理しないように頑張ってください。 (2022年10月23日 10時) (レス) id: 82adb6822c (このIDを非表示/違反報告)
*ゆうらまる*(プロフ) - 久しぶりの更新ありがとうございます。主様のペースでいいんで、更新待ってます! (2022年10月6日 17時) (レス) @page38 id: 394490a509 (このIDを非表示/違反報告)
ササク(プロフ) - 更新嬉しい(⁠´⁠;⁠ω⁠;⁠`⁠)ありがとうございます! (2022年10月5日 20時) (レス) @page38 id: ba5c48af12 (このIDを非表示/違反報告)
みわ - 続きまってまーす!めっちゃ面白いです! (2022年9月24日 16時) (レス) id: 2cbe1f5b50 (このIDを非表示/違反報告)
*ゆうらまる*(プロフ) - 元 、 です!ずっと続き待ってます!事情はわかりませんが戻ってきてほしいです! (2022年9月19日 14時) (レス) id: 394490a509 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ろこ x他1人 | 作者ホームページ:http://Roco65kun  
作成日時:2021年9月22日 7時

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