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第52話 ページ9

ランク戦ブースでは、どんどん観客が増えていく。
どんどん熱戦が繰り広げられた。
とってはとられ、とってはとられの繰り返し。

7戦目に突入するが、互いに3勝3敗。五分五分の戦いだ。

「あのB級、最近あがったばかりでしょ?!やば!!」

「攻撃手2位と渡り合うなんて、どんだけ!?」

観客たちは度肝を抜かれていた。

修「(……近界民から千佳を助けたあの日から、確実に成長してる。それも圧倒的なスピードで!!)」

竈門「すごいなぁ、こんな互角に戦えるなんて。」

善逸「すごいよな、俺たちの道場の中で一番成長が早くて……これなんて弱っちくて……」

嘴平「あぁ??何いってんだ?」

修たちも観客のひとりだ。
攻撃手の格上と戦っている撫子を見て、技術を、戦い方を吸収していく。

修「えっと、撫子と同じ道場出身なんですよね。
道場でのあいつ、どんな感じなんですか」

竈門「撫子はすごく優しくて、強くて、頭が良くて、みんな頼りにしてるんですよ。」

炭治郎は笑顔で語る。

竈門「俺が全集中の呼吸がなかなか出来なくて、どうしたらって思ってた時に、俺の特訓に付き合ってくれて、今があります。

《炭治郎のここがすごい、ここは直そう。》

そう行ってくれる人なんていませんよ。

人の良い所、悪い所を的確に言える人なんて、中々いないですよ。」

炭治郎から尊敬の意思が強く感じられた。

修「そうですか。あいつ、みんなに慕われてるんだな。」

善逸「撫子ちゃん、お兄さんのこといつも心配してましたよ。」

修「え?」

善逸「《うちの兄はボーダーの中で弱くて…でも、戦略を立てるのがものすごく上手くて…

私は修の目標の力になれる様な、そんな隊員になりたい。》っていつも言ってましたよ。」

……そう、撫子が劇的に成長するのは、それ相応の努力と信念があるからだ。

修と千佳、遊真の目標は遠征に行くこと。それには修の実力をつけること以外に、チーム戦での成果を残すのも重要だ。

撫子はまだチームには所属していない。自分がチームに所属した時のために、力になれるように、どんなこともチャレンジし、吸収していく。

修「…….」

竈門「だから、いつも撫子は上を見て、行動している。

その先を見据えて、未来に生きてる。昔と変わらず」

修「??昔と変わらずってどういう意味で…」

《トリオン体活動限界 ベイルアウト》

修が質問しようとしたと同時にアナウンスが流れる。どうやら二人同時にベイルアウトしたようだ。

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リン - すっごい面白いです!!更新頑張ってください。 (2022年3月29日 20時) (レス) id: eed394cd10 (このIDを非表示/違反報告)
チーズ - とても面白いです!!更新期待してます。 (2022年3月22日 21時) (レス) @page27 id: 4673827fe0 (このIDを非表示/違反報告)
さく - おもしろいです!早く続き見たいです、更新頑張ってください!! (2021年10月30日 16時) (レス) @page14 id: 0ddb5a2ff2 (このIDを非表示/違反報告)
katue(プロフ) - 続きを楽しみにしてます。 (2021年10月8日 12時) (レス) @page9 id: b112afe4a1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:千桜 | 作成日時:2021年2月16日 0時

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