第61話 ページ18
空閑「りんねてんせい?」
修「言葉だけは知ってます。確か仏教の教えですよね?」
杏寿「あぁ、そうだ。インドのヴェーダにも同じような思想があると言われているがな。
輪廻転生は魂が生まれ変わりを繰り返すことを意味する言葉だ。
輪廻は、人を含む生き物が亡くなったとき、動物などを含めた生類に何度も生まれ変わることを指す教えを意味で、命を持つものが生命の転生を無限に繰り返す様子を、車輪の軌跡に例えたことが輪廻の由来だそうだ。
転生は、人の肉体が死を迎えた後、その人の魂は別の肉体に宿り、新しい人生を始めるという考え方です。つまり、転生は「生まれ変わり」そのものを指す言葉。
このふたつを組み合わせた言葉が輪廻転生だ。」
千佳「輪廻転生が撫子ちゃんと鬼殺隊にどんな関わりが?」
煉獄は目を伏せる。
杏寿「一部では、前世とは違う人生を歩むために記憶を消した状態で生まれるとされているが、ほとんどの人間がそれに当てはまるだろう。
でも、僅かだが、前世の記憶を持って生まれてくる者がいる。
それが俺、煉獄杏寿郎を始めとする鬼殺隊幹部だ。」
修「え!?」
千佳「!」
空閑「?」
煉獄の唐突の言葉に驚く。
前世の記憶を持っているなど、信じ難い言葉だ。
空閑「嘘は言ってないね。」
修「(空閑が言うなら、本当なんだろうけど……)
前世の記憶っていうのは…」
修は思っていたことを言う。
前世の記憶とは何なのか、撫子とどんな関わりがあるのかを確認したかった。
杏寿「……大正時代に「鬼殺隊」という部隊がいたのは知っているか?」
千佳「!歴史の授業で習いました。
政府非公認の部隊がいて、日本を守るために影ながら戦っていたって」
杏寿「そう、その部隊に俺はいたのだ。
煉獄杏寿郎として、柱として使命を全うしていた。」
空閑「……嘘は言ってない。全部真実だ。」
杏寿「証拠に、この写真と絵を見せよう。」
煉獄が出したのは、白黒のかなり傷んだ写真と煉獄杏寿郎の肖像画だ。
杏寿「この時代の写真は、魂が抜き取られるという迷信があってな。あまり普及していなくてな。
写真と肖像画のどちらでも残せるように、昔やったものだ。」
写真と肖像画には完成した日にちと撮った日にちそれぞれ明記していたが、どれも大正時代の年号が書いてあった。
※上記内容は「https://www.famille-kazokusou.com/magazine/manner/325」より引用
221人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リン - すっごい面白いです!!更新頑張ってください。 (2022年3月29日 20時) (レス) id: eed394cd10 (このIDを非表示/違反報告)
チーズ - とても面白いです!!更新期待してます。 (2022年3月22日 21時) (レス) @page27 id: 4673827fe0 (このIDを非表示/違反報告)
さく - おもしろいです!早く続き見たいです、更新頑張ってください!! (2021年10月30日 16時) (レス) @page14 id: 0ddb5a2ff2 (このIDを非表示/違反報告)
katue(プロフ) - 続きを楽しみにしてます。 (2021年10月8日 12時) (レス) @page9 id: b112afe4a1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:千桜 | 作成日時:2021年2月16日 0時