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鶴崎side
講義を終えて、すっかり暗くなった外へ出る
今日はオフィスへ寄って記事を書こうと決めていたのでオフィスへと向かう
頭の中で数式を展開しながら歩いていると、道の端に蹲ってる子を見つける
泣いてる……？
ん？まって
鶴崎「え、Aちゃん……？」
返事がない、勘違いしてしまったか
鶴崎「あ、あの大丈夫ですか？救急車呼びます？」
「大丈夫、です。」
鶴崎「……やっぱAちゃんじゃん。
どうしたの……？立てる？」
涙でぐしょぐしょになった顔をみて、胸がズキッとする。
どうしたんだよ……
Aちゃんは過呼吸になってしまっているようで、持っていたビニール袋を口に当てて応急処置をする
背中を優しく撫でていると、オフィスの方向から須貝さんが走ってきた
それを見てAちゃんはぼろぼろと涙を流す
鶴崎「！？、何したんですか……？」
須貝「違うって！俺じゃないよ！とりあえず話するから、駅のベンチ行こうぜ、道端はだめだろ」
オフィスじゃダメなのか？と不審に思いながらもAちゃんを軽く支えながら歩く
ーーーーーーー
鶴崎「……は？」
須貝「まて鶴崎落ち着け。気持ちはわかる。だけど伊沢にもなんか事情があるんだろ。あいつから話すまで待とう」
いやおかしいでしょ。Aちゃんの目の下のクマを見たら眠れていない事は一目瞭然だ
それなのに、怒鳴るってなんだよ。いつも冷静に諭してくれる伊沢さんが怒鳴るなんて……と訳が分からなくなる、
隣で震えるAちゃんはかなり憔悴している
「昨日、色々あって、怖くて、眠れなかったし。
まだ寝具とかも、届いてなくて、体痛くて、疲れちゃってて、でも、皆さんに迷惑かけてしまって、伊沢さんが怒るのも当然なのに、わたしっ、走って、逃げちゃっ、て、怒られる……ごめんなさい……」
須貝「Aちゃん……Aちゃんのせいじゃないよ……伊沢はあんなやつじゃないんだよ本当は、なんでかは俺らにも分かんないけど、Aちゃんを嫌ってるわけじゃない、それは分かるよ。
てか、この季節に寝具無しで床で寝てるの？女子が？ダメだろ……オフィスに泊めてあげたいけど……今は、……」
鶴崎「僕の家に泊めるんでいいです」
須貝「え？」
「え？」
鶴崎「伊沢さんに、そうお伝え下さい」
そう吐き捨てて、Aちゃんの手を握って、ちょうど来た電車に乗り込む
大丈夫だよ。
もう泣かないでよ。
君の泣き顔を見ると、胸が痛くなる
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ぷよーこ(プロフ) - お忙しい中、更新ありがとうございます。これからも無理はしないでいただきたいです。とても大好きなお話なので、これからも応援します(*≧∀≦*) (2019年8月23日 12時) (
レス) id: 53d0fc1d02 (このIDを非表示/違反報告)
律(プロフ) - あんこさん» 嬉しすぎるコメントありがとうございます……！！(;_;)あんこさんも実習頑張ってください！更新頑張りますね！ (2019年6月18日 0時) (レス) id: dd67cab3ae (このIDを非表示/違反報告)
あんこ - レポートに実習おつかれさまです！律さんの小説ほんっとうに好きなので大変かと思いますが更新待っています！！私もこれ読んで実習頑張ります！(泣) (2019年6月17日 22時) (レス) id: 2e6d3b7179 (このIDを非表示/違反報告)
律(プロフ) - ぷよーこさん» ありがとうございます(;_;)とっても嬉しいです！！拙い文章ですが頑張りますのでよろしくお願いします！私も鶴崎さんが大好きです！(≧∇≦) (2019年6月17日 12時) (レス) id: dd67cab3ae (このIDを非表示/違反報告)
ぷよーこ(プロフ) - 今日、初めて読みました(*≧∀≦*)続きが楽しみです。鶴崎くんが大好きなので、いっぱい出てきてくれて嬉しいです(*´ω｀*) (2019年6月3日 12時) (レス) id: 53d0fc1d02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：律 | 作成日時：2019年5月6日 22時
