まiしろ�� 6 ページ23
さっきもいきなり倒れるし、今度は手挟んでるし、と小言のようなものを言いながら近づいてくるのは、
私が会いに行こうとしていたましろ、本人だった
「はい、一回外すよ？」
ましろは懐から取り出した鍵のようなものを鎖に差し込む
力が緩まった事により、挟まれていた箇所が取れた
暴れている時に切れてしまったようで、私の腕はところどころ血が滲んでいたり、赤くなってしまっている
もし私が死んでいるなら血なんて出ないだろう
私、生きてるんだ
取れたことを確認すると、よし、と満足げに頷いて、また丁寧に鎖を巻き直して鍵を閉めた
「慣れないうちは今みたいに挟まるかもしれないけど、そしたらこれで僕を呼んで」
手を動かせる位置に無線機のようなものを置かれる
認めるしか無いらしい
この状況を作ったのは、ましろだ
別の人かも、なんて淡い期待を抱くべきでは無かった
「なんで、こんなことしたの」
弱いところを見せたらいけないと、わかっているのに声が震える
私の事がうざったかったんだろうか
たしかに頻繁に連絡もするし、泊まりに行くし、その上酒癖も悪かったかもしれない
でも、行動に移す前に一言言ってくれても良いじゃないか
「いやぁ、ほんとごめん、僕もだいぶ酔っちゃってさあ。でも、当たる前にAが倒れたから殴ってないよ」
本当に、急に倒れて心配したんだから、と頬を膨らませる
どうしよう
ましろが何を言ってるのかわからない
倒れて心配するなら、なんで殴ろうとしたの
もしあれで殴られていたら、と考えると背筋がぞわりとする
スコップなんて鈍器をあの速度で振り下ろせば、私なんて簡単に死んでしまっていたかもしれない
「死んじゃってたかも、しれないじゃん」
私のその言葉に薄く微笑むと、ゆっくりと目の前まで近づいてくる
「殺す気、だったよ」
その言葉に思考が止まった
何を思ったのか、呆然とする私の足元にしゃがみ込むと、私の手に指を絡ませようとする
自分を殺そうとした人間だ、何をするかわかったものではない
私はなんとか逃れようとするも、手首が固定されているため指だけしか動かせない
必死に動かす指は、不思議なことに動かせば動かすほど絡まり合っていき
ついにはぎゅっと握り締められてしまう
ましろは、こてん、と首を傾げて、まるで枕にでも寝転がるかのように繋いだ手に頬を乗せた
手の甲から、ましろの低めの体温が伝わってくる
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ししゃも(プロフ) - 長月さん» リクエストありがとうございます！！リクエスト了解しました、、！順次書いていたますのでゆっくりお待ちください！ (2021年10月6日 1時) (
レス) id: a45d2df81a (このIDを非表示/違反報告)
長月 - いつも楽しく拝見させていただいてます！リクエストなのですが 長尾さんをお願いしたいです｡無理せずこれからも頑張って下さい！ (2021年10月5日 21時) (レス) id: d1cbbfbabb (このIDを非表示/違反報告)
ししゃも(プロフ) - 紫苑さん» 手違いで非公開になってしまっていました、、！ご指摘ありがとうございます！！ (2021年9月30日 8時) (レス) id: d578d25a40 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - 鈴原るるの2がないのですが...。更新ありがとうございます！いつも楽しみにしてます！ (2021年9月30日 5時) (レス) @page40 id: 3d7fe67ed7 (このIDを非表示/違反報告)
アニヲタの2434好き - ししゃもさん» 有難う御座います。誤字りましたｗｗ御体にお気を付けて、更新頑張って下さい (ししゃも様の書く話が私得すぎて悶え死ぬッ!!!) (2021年9月29日 19時) (レス) id: cfb75b9330 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ししゃも | 作成日時：2021年8月27日 1時
